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R-1ぐらんぷり2016 チャレンジャー枠も激戦だった!


 きのう6日に開催された『Cygames R-1ぐらんぷり2016』には、過去最多となる3,786人がエントリー。19時開始の決勝戦に先駆けて、同日14時半からは、東京・時事通信ホールで「復活ステージ」が実施された。準決勝で惜しくも敗退した33組が、決勝戦のA、B、Cの各ブロックの最後のチャレンジャー枠に入るため、持ち時間3分でしのぎを削った。

 最初のブロックで場内温度を一気に高めたのは、サンシャイン池崎。浸透しつつあるハイテンション漫談で心理テストを行い、自慢の「イエーイ!」を叫びまくった。続くブロックで爆発したのは、“マセキ芸能社の最終兵器”ルシファー吉岡。スキンヘッドの怪しげな吉岡は、14年に開催された『第5回 あなたが選ぶ! お笑いハーベスト大賞 〜出てこい! 未来のレジェンド芸人〜』で優勝して、業界が大注目。その腕前は折り紙つきだったが、今回は、男性の下半身に特化したギリギリのネタで、満場の客を沸かせた。観客の平均年齢がやや高めだった運も、味方に付けた格好だ。

 3つめのブロックでは、12年度の覇者である三浦マイルドが登場。医者とアウトロー、プロ野球の監督とコンビニ店員、塾の先生と闇金融業などを例に挙げ、“どっちも言いそう”なセリフをテンポよく話した。このブロックには、藤崎マーケットのトキも登場しており、相方の田崎ともに藤崎は、コンビ芸人で唯一一緒にこの舞台を踏んでいる。昨年末は、漫才日本一決定戦“キングオブコント”でも決勝戦にたどりついたふたり。一発屋芸人と呼ばせない執念みなぎる好結果だ。

 終盤になるにつれて混戦の様相を呈し、全裸芸人のアキラ100%が異常な注目を浴び、決勝戦の常連となっているヒューマン中村が安定感を誇示。昨年、「復活ステージ」から決勝戦に勝ちあがったマツモトクラブや、すでに知名度抜群のあばれる君、永野らもウケた。

 当日の観客と審査員によって投票され、上位3人が夢の晴れ舞台に進出できる。結果、マツモト、ルシファー、サンシャイン(上位順)がその片道切符を手にして、フジテレビ系のステージに立った。(伊藤雅奈子)

【記事提供:リアルライブ】
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