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『NMB48 Live House Tour 2016』 3月1日なんばHatchライブレポート


 NMB48は2月22日から『NMB48 Live House Tour 2016』と題したツアーがスタートした。今ツアーはチームごとに各地を回り、それぞれのチームが内容を考え、独自のカラーを打ち出していくコンサートである。その先陣を切ったのが山本彩がキャプテンを務めるチームN。2日間のコンサートが北海道で開催され、大きな盛り上がりを見せてくれた。

 チームNからバトンを受けて、チームMが1日に地元大阪でコンサートを開催したのだが、チームNが先陣を切って大成功を収めていることもあり、チームMがどのようなコンサートをするのか大きな期待がかかっていた。そんな中いきなり中野麗来がひとりでステージに登場した。これまでのコンサートでも前座として本編スタート前に誰かが何かをするということは良くあったのだが、まさかここであるとは誰もが予想すらできなかったことだろう。ステージに登場した中野は、これまで日下このみや三秋里歩(元小谷里歩)が独演会と称して、スタンディングトークを行っていたことに憧れを持っていた。その夢が実現となり、ひとりでステージに立った瞬間は、目を輝かせながら喜んでいた。笑いを取りながら約15分をひとりでトークを展開し、本編スタート前から異常なくらいな盛り上がりを見せてくれた。会場は既にハイテンション状態になり本編がスタートとなった。

 オープニング曲には、ご当地ソングとしてもお馴染みの『NMB48』。ノリノリの曲を一気に歌い上げ、普段の劇場公演やホールコンサートと違い、ライブハウスならではのノリを作り上げて、一気にチームMの世界へと引き込んでいった。さらに今回はこれまでありそうで無かった企画として、各メンバーがソロで歌うというメンバー全員が主役になれるコーナーが行われた。チームMはこの公演を含め、全4公演を行う予定で、20人いるメンバーがどこかで必ずソロで歌えるように、各公演で5人ずつソロを歌うことを発表した。その記念すべきトップバッターに選ばれたのは、村瀬紗英である。エレキギターを弾き『虫のバラード』を歌い、村瀬ならではの世界観を作りだしていった。さらに武井紗良は『ミニスカートの妖精』、三田麻央は『この涙を君に捧ぐ』、柴田優衣は『First Love』、沖田彩華は『エンドロール』とそれぞれ披露。ソロだから魅せれるこれまであまり知られなかった魅力が存分に発揮できた瞬間だった。

 続いてNMB48のデビュー曲『絶滅黒髪少女』となるのだが、ここから最新シングル『Must be now』まで一気に13曲を歌い上げた。これまでのコンサートでシングル曲をメドレーで歌うことはあったが、全曲をノンストップで歌うのは初めてである。

 これまでにない企画を打ち出したチームMのステージはあっという間に終わりの時間が近づいてしまった。『365日の紙飛行機』『With my soul』を歌いコンサートの幕を閉じた。アンコールでは初披露の『しがみついた青春』などもあり、盛り沢山のチームMのコンサートの最高の形でエンディングを迎えた。最後に14枚目のシングルが4月27日に発売される発表があり、ドキュメンタリー映画『道頓堀よ、泣かせてくれ! DOCUMENTARY of NMB48』の中で沖田彩華の選抜入りが発表されていたが、沖田以外の選抜メンバーやどんな楽曲なのかはまだ決まっていない。選抜メンバーに初めて選ばれた沖田は「NMB48に入って6年目で初選抜に選ばれました。映画で発表という異例な発表で皆さんをビックリさせてしまったと思いますけど、こうやって皆さんに嬉しい報告ができて本当に良かったと思います」と話した。

 何が飛び出すか想像もできないチームMの公演は、本日(3月2日)も行われ、ライブハウスツアーは3月31日まで続くので、今後も各チームが色々な企画を用意してくれると思うので、大きな期待が持てそうだ。

取材/ブレーメン大島 (C)NMB48

【記事提供:リアルライブ】
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