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ケイト・ブランシェット、役所広司に呼びかけ「いつ、一緒にお仕事できますか?」会場わき立つ


【写真】東京国際映画祭で開かれた「ディスプレイスメント・フィルム・ファンド」記者会見に出席したケイト・ブランシェット(撮影・村上幸将)

オーストラリアの俳優ケイト・ブランシェット(57)が30日、都内で開催中の東京国際映画祭で開かれた「ディスプレイスメント・フィルム・ファンド」記者会見とトークショーに出席した。トークショーに役所広司(70)が駆けつけると、ブランシェットは「私から質問があります。いつ、一緒にお仕事できますか?」と共演を呼びかけ、場内は一気に沸き立った。

ディスプレイスメント・フィルム・ファンド(難民映画基金)は、国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)親善大使を務めるブランシェットが、25年のロッテルダム映画祭(オランダ)のヒューバート・バルス基金と共同で創設。避難を余儀なくされた映画製作者、避難民としての経験を描いた実績のある映画製作者の活動を支援・助成することを目的としている。

基金は、ユニクロが創設パートナーとして支援している。今年6月に都内で開かれた特別上映会も、Tシャツを着るという身近な行動を通じて平和への思いを共有するプロジェクトとしてユニクロが22年6月からスタートし、1000万枚超を販売し寄付金額が30億円に到達したプロジェクト「PEACE FOR ALL」とコラボして行われた。役所もTシャツのコラボレーターを務めており、Tシャツを着用して登壇。「これ、ユニクロのTシャツです。全額、難民の支援になります。買ってください」と呼びかけた。

共同創設者・リーダーであるブランシェットとともにファンドを推し進めるのは、柳井康治ファーストリテイリング取締役グループ上席執行役員。役所が主演し、23年のカンヌ映画祭(フランス)で男優賞を受賞し、作品も米アカデミー賞国際長編映画賞(旧外国語映画賞)にノミネートされた「PERFECT DAYS」(ヴィム・ヴェンダース監督)の企画発案、出資、製作、プロデュースを手がけた人物だ。役所は「康治さんからプロジェクトは伺ってました2、3弾と応援していきたい。ケイトさん、頑張って下さい」とブランシェットにエールを送った。

トークショーには、第1弾助成作品「センス・オブ・ウォーター」のモハマド・ラスロフ監督と「スーパー・アフガン・ジム」のシャフルバヌ・サダト監督も登壇した。役所は、両作品の感想を聞かれると「監督を前に、俳優がコメントを言うのは、なかなか難しい」と口にして、照れ笑いを浮かべた。その上で「静かで男女の愛と苦悩と描きつつ、主人公の心の傷を浮き彫りにした。すごく美しかった。この5作品は、とてもバランスが良く、1本の映画とみると、サバト監督の作品はバランスが取れていた。長い戦争で傷痕を残したカブールの街で、ご婦人が事務でダイエットのため、奮闘している姿を見ると、ほほえましく、人間の底力を感じました」と評した。

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