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作曲家浜圭介氏「同じメロディーは書かない」に徹した60周年 リスペクトコンサート開催


【写真】浜圭介氏の作曲家生活60周年記念の「リスペクトコンサート」で歌唱する浜圭介氏(撮影・松本久)

作曲家浜圭介氏(80)の60周年を記念する「リスペクトコンサート」が13日、東京国際フォーラムで開催された。

開演前に出場歌手とともに取材に応じた。

-今の気持ちは

浜氏 ドキドキしちゃう。こういうことをやるとは最初は思わなかった。主催者から話があって、歌い手の皆さんが出てくれるか心配だったけれど、皆さんが快く出演してくれた。感激です。

-歌い手の選択や選曲で悩んだのでは

浜氏 一番悩んだのは、亡くなった作詞家やアレンジャー、歌い手さんがいること。引退した人もいる。(引退した奥村チヨさんの)「終着駅」は由紀さおりさんにお願いをしました。

-作曲家生活60年を振り返って早かったか長かったか?

浜氏 早かったです。1曲のメロディーを書くのに3~4曲を捨てている。歌い手さんが何を好むかを考えて書く。長い時間をかけてずっとやっているので短く感じます。

-天から降りてくるみたいなことは?

浜氏 若い時は下りてきましたが、年を取ると下りてきません(笑い)。

-仕事で守ってきたことは何ですか?

浜氏 同じメロディーを書かないということです。

-そのために何をしていますか?

浜氏 寝る前にクラシックを聞いている。子守歌です。毎日続けています。

主な歌手からもコメントをもらった。

堺正章 浜さんはワンパターンで曲を作るのではなく、感覚的に、鋭く書く。今はAIが曲を作る時代。浜さんは「AIとの戦い」の真っ最中です。良い刺激を受けて、これからも名曲が生まれるかもしれない。期待しています。

細川たかし 名曲を書いていただいて感謝です。同じ故郷の北海道出身。「望郷じょんから」は紅白でも何度も歌っています。

由紀さおり 浜先生が作曲家になる前の歌手の時、レコード会社の1年先輩でいらっしゃった。歌っている先生の姿を知っているのは私ぐらい。今日歌う「終着駅」。あんなに難しい歌をどうしようかしら。今からドキドキしている。

浜氏 「終着駅」は由紀さんのイメージで書きました。由紀さんに歌ってほしかったんです。たまたま女房(奥村チヨさん)が歌ったけど…。

由紀 (たまたまなんて)そんなことはない。当時の奥村さんは先輩で華やかに歌っていらっしゃった。女性シンガーが華やかな時でした。

尾藤イサオ 浜先生に声をかけていただいて、今年1月28日に28年ぶりのCD「Angel」を発売しました。今日も歌いますが、この年になって新曲を出させてもらえる。すごくうれしい。

鳥羽一郎 先生、60周年おめでとうございます。素晴らしい歌を作っていただいてありがとうございます。頑張って歌っていきます。

北原ミレイ 「石狩挽歌」を頂いて51年。最初は「終着駅」みたいなロマンチックな歌をうたいたかった。「こんな歌はうたえない」と言ったんです。それが宝物になりました。大事に歌っていきます。

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