
フリーアナウンサー膳場貴子が11日、TBS系「サンデーモーニング」(日曜午前8時)に生出演。道路予算カット発言で批判にさらされている自民党の簗和生農相についてコメントした。
番組では簗氏について、高市早苗首相が衆院選の応援演説で「私の知恵袋のやなちゃん」などと支援したVTRをあらためて放送。栃木3区で出馬した衆院選小選挙区で落選した敗因が、カット発言の対象となった那須烏山市、那珂川町での票の伸び悩みだったことも伝えた。国交省への問い合わせについて、ある省庁の幹部は「簗大臣のような当選6回の与党議員からの要求は軽視できない」とコメントした取材内容も報じた。さらに今年の衆院選で簗氏側が手配したシャトルバスで支持者を無料送迎し、公選法違反の疑惑が出ていることも伝えた。鈴木宗男氏が9日の自民党会合で苦言を呈した様子も放映した。
膳場は「大臣の発言が波紋を広げていますけど、省庁とどういうやりとりがあったのかについては真相がなかなか見えてきません」とコメント。「簗大臣は2月の予算調整期間中に国交省の幹部を議員会館に呼び出しています。これ、官僚にとって大きなことなんじゃないかなと思うんですけど」と語ると、元外務事務次官の藪中三十二氏に「与党議員からの働きかけで省庁が予算を減らすというようなことはあるんでしょうか」と質問した。
藪中氏は「本当に信じられないことですね。簗議員の言動は信じられない、許されないこと」と前置きし「もうひとつの(政治)不信は国土交通省に向かっている。国土交通省の聞き取りで、『たぶんそれほどのことを言われてない』」とか言っているんですけど、あんなことはありえない」と明言し国交省の対応を疑問視した。
膳場は「ありえない?」とリアクションすると、藪中氏は「ありえないです。だって、その当時、自民党の筆頭副幹事長なんですね、簗さん。かつ、総理が『簗さん、簗さん』と言ってやっている。そんなの、役人であれば全部わかっているわけですよ。その人に官房長が呼ばれた、『この2つの市町村どうなっているんだ?』と聞かれた、と。それを覚えていないというのはありえない。かつ、戻ったら次官に報告するんですよ。それだけのことがあれば当然、下にも、どうなってるの?と聞く。しかもちょうど、その2つの市町村について、事実、大幅に予算がカットされている。これほど因果関係がはっきりしたことはない」と分析した。
藪中氏は「放っておけば、高市内閣にとっても非常に大きなダメージになります。国会も本当はもっと、ちゃんとしたことを議論しなくてはいけないのに、これがあるとなかなか進まない」と語り、膳場も「そうですね」と応じると、藪中氏は簗氏について「一刻も早く、(農相を)お辞めになるのがよいと思います」と断じた。膳場は「政治家、政治を信用させて欲しい、と強く思います」と語った。
