
お笑い芸人で音楽プロデューサーの古坂大魔王は3日、テレビ朝日系「ワイド!スクランブル サタデー」(土曜午前11時30分)に生出演。今年2月の衆院選で自身を支援しなかった地元自治体の道路予算を「大幅にカットした」という発言を身内の会合でしていたと一部週刊誌に報じられた簗和生(やな・かずお)農相(47)について、「単純にスベっているだけかなという気がします」と、ばっさり切り捨てた。
簗氏は2日夕の記者会見で、一連の報道について「私の表現ぶりが誤解を招いた」「誤解を生んだ」など「誤解」を多用しつつ、「(会合で)『大幅に道路予算をカットしました』というような言い方はしたのか」との直球質問に、「音声を確認したわけではないが、そのような形で音声が出ているということであれば、そういう発言をしたんだとと思います」と、事実上認めた。一方で、国交省に道路予算をカットするよう自ら働きかけたことは否定し、「自民党の身内の会ということもあり、少し誤解を生むような発言をしてしまった」と主張。任命権者の高市早苗首相とは話をしていないとし、辞任は否定したが謝罪はしなかった。
番組では、2日夕の簗氏の会見での発言や、5日に召集される臨時国会で野党が追及する構えをみせているだけでなく、自民党内でも「冗談にしてもたちが悪い。内容が笑えない」などと批判する声が出ていると伝えた。簗氏は高市首相の信頼が厚い。一方、旧安倍派閥裏金事件では1746万円の不記載が明らかになり党の処分も受けている。そんな「裏金議員」の閣僚起用に踏み切った首相の判断にも、自民党内で疑問の声が出ているとも伝えた。
古坂は、MCの松尾由美子アナウンサーから大臣としての資質に関して問われ、「身内の前で、今年の5月にこういうことを言ったと。(本当に予算をカットしたか)本当かどうかはわからないし、本当に自分の力かどうかはわからない。それが今、出てきたということを踏まえ、今は大臣になったと。(簗氏は)農水(行政)に強いと聴いたが、今後どういう仕事をしたかということを全部並べた上で、選挙で票を入れるかどうか(有権者は)決めると思うんですよ」と切り出した。
その上で「農水の方もイマイチよくならなかったら使えないし、今の段階でいやだという人もいるだろうし。ぼくは、身内(の会合)でこう言うことを言う人は、センスないなと思いますね。単純に、スベっているだけかなという気がしますね」と指摘した。
一方で、「ぼくらタレントもね、こういうコメントは(言っては)いけないとか、最近すごい厳しいとか、いろいろ言うんですけど、ちょっと違うんですよ、やっぱり。政治家なんですよ」とピシャリ。「みんなの票で、みんなの予算で生きている人なので、公的な人だという意識は、どうしても(一般人とは)重さが違うと思う」とも述べ、「大臣はパワー、ありますからね。大臣ですから。そこらへんは、ちゃんと考えてほしいな」と、苦言をまじえて指摘した。
