
半世紀以上にわたるMBSラジオの人気番組「ありがとう浜村淳です」の放送を終えた浜村淳(91)が30日、大阪市内の同局で合同インタビューに答え、「100歳までラジオでしゃべりたい」と意欲を示した。
52年間にわたってリスナーから愛された「ありがとう-」は9月26日の放送をもって終了した。現在は「浜村淳の歌の宝石箱」(日曜午前5時30分=MBSラジオ)が唯一のレギュラー番組。「正直に言って、退屈しています。『歌の宝石箱』の準備や収録には週2日かかっていますが、他には何かやっているわけではないもので。『ありがとう』が終わって寂しいのは確かです」。
本人だけではない。「ありがとう」が終わって「寂しい」とするリスナーからのはがきは2000通に達したという。ただ、これまで見続けてきた映画や宝塚歌劇については「今後も見たいと思っています。そうした情報をYouTubeで発信できれば楽しいでしょうね」と、91歳にしてユーチューバー転身の意欲をうかがわせた。
ラジオに対する愛情は、いささかも衰えていない。「番組ではなかなかできなかった脱線トークなんかをこれから入れていきたい、と考えていたら『ありがとう』が終わってしまった。今やっている『歌の宝石箱』は、しゃべれる限り、100歳まで続けたいです」と、パーソナリティーへの情熱はなお燃えている。「たとえ生まれ変わっても、ラジオでしゃべりたい」と本音をのぞかせた。
「ありがとう浜村淳です」は1974年(昭49)4月に放送スタート。リスナーからの便りや日常の話題を独特の「浜村節」で語り、関西のラジオを代表するパーソナリティーとして不動の地位を築いた。名物の映画コーナーは「ラストシーンまで明かす」と一部ファンから言われながらも幅広く愛された。
月~金曜の平日放送は2024年(令6)3月で終了し、残る土曜日の放送も26年9月26日で最終回を迎えた。
