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二宮和也「優しい時間」で評価してくれた倉本聰さん追悼「もう怒ってくれないのか…寂しいな」


【写真】二宮和也(2026年3月撮影)

ドラマ「北の国から」などで知られる脚本家の倉本聰(くらもと・そう、本名山谷馨=やまや・かおる)さんが18日、多臓器不全のため死去した。91歳。倉本財団が28日、公式サイトで発表した。

倉本さんが脚本を手がけた2005年(平17)1月期のフジテレビ系ドラマ「優しい時間」に出演した、二宮和也(43)が追悼のコメントを発表した。

「最後は静かにそっと…という倉本さんの作品がその生き方が大好きです。それを見事にやってのけた倉本さんは、やはり凄い。ご冥福をお祈りします。でも、もう怒られないはずなのに、なんでだろう?寂しいな 嬉しいはずなのに、寂しいな もう怒ってくれないのか…寂しいな。二宮和也」

二宮は「優しい時間」で、主演の寺尾聰(79)が演じた湧井勇吉の息子・拓郎を演じた。東京映画記者会(日刊スポーツなど在京スポーツ紙7紙の映画担当記者で構成)主催の第65回(22年度)ブルーリボン賞で主演男優賞を初受賞した際の取材で「優しい時間」の撮影中、脚本を担当していた倉本聰さんから、青いリボンをもらった思い出を明かした。

「優しい時間」の撮影当時、二宮はまだ映画に出演していなかった。ただ、撮影が行われたタイミングでなされた、ブルーリボン賞の受賞発表を見た倉本さんは「お前は、めちゃくちゃ良い芝居をしているのに、世の中から全然、評価されていないのが嫌だ。じゃ、俺がブルーリボン賞をやるよ」と怒ったという。そして「百貨店の平たいサテンの、先っぽを三角に切ったみたいなヤツを台本に巻いてくれたの」(二宮)をプレゼントしてくれたという。

二宮は「僕は、そもそも、映画も出ていなかったので(選考の)条件にも入っていなかった。『いつか頑張ったら、本当のブルーリボン賞をもらえる人だから、あんたは。頑張り続けなさい』と言われ…」と、当時を振り返った。その上で「受賞を聞いて一呼吸を置いて、そのことを思い出しましたね。だから僕は、ブルーリボン賞、“2回目”なんです」と感慨深げに語った。

そして「それがあって、僕の中でブルーリボン賞の思いが強くて。縁があるんですかね。倉本さんにも受賞を伝えようかと思っていて。覚えているか不安ですけど、言っていたのは本当だったことが証明された。腐らずに頑張ってきて、良いことがあったと改めて伝えたいですね」と、倉本さんに感謝していた。

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