
演歌歌手の天童よしみ(71)が27日、福島・只見町民体育館で、只見町特別観光大使委嘱式に出席し、就任記念ミニコンサートを開催した。
17年に105歳で亡くなった祖母の小阪ユクさんが同町の出身。コンサート前に取材に応じ、「珍島物語」のヒットを予言した祖母の秘話を初披露した。
同曲発売前に、「今度の新曲、韓国の歌を歌うのよ」と祖母にカセットで聞いてもらったという。その曲を聞いた祖母は「イントロを聞いて驚いたような表情になって、1コーラスを聴き終わると、『これ、大ヒットするわ』と予言したんです」と告白した。
それまでも何度か曲を聴いてもらっていたが、「もっとここでコブシをまわさないとか、結構うるさかったんです」という。「今度の曲はコブシはいっていなよ」というと、「でも、この曲は若い子たちが喜ぶ」と宣言したという。そんな祖母の予言は的中。同曲は天童よしみの代名詞となった。
祖母が亡くなったのは45周年の大阪公演当日。「風邪を引いて入院していたけれど、治れば退院してくると思っていた」という。大阪公演には母も来ていたが、公演後に祖母の死を告げられた。「だから、母も祖母の死に目に会えていないんです。それが無念で…」と言葉を詰まらせた。
そんな祖母との最も印象的な思い出は、祖母の母校でのコンサートという。「おばあちゃんの出身の小学校の体育館でやった時、こんなにいっぱい集まってすごいってすごく泣いていて」とすると、「おばちゃん孝行ができたなのかなって思うと、最高の思い出ですね」とほほ笑んだ。
