
元自民党衆院議員で実業家の杉村太蔵氏は27日、TBS系「サンデー・ジャポン」(日曜午前9時54分)に生出演。トランプ米大統領が、自身の意に沿わない報道をしたとしてCNNなど3社をホワイトハウスの取材から一時締め出したことをめぐる話題の中で、高市早苗首相の取材対応について「メディアの取材はきちんと受けた方がいい」とした上で、自らの「提案」を披露した。
米メディアなどによると、トランプ氏は、イラン攻撃や11月の中間選挙をめぐるメディアの報道内容を「フェイクニュース」と一方的に主張し、CNN、MSNOW、ポリティコの3社について19日、ホワイトハウスの取材から締め出す通達をした。3社の提訴を受けたワシントンの連邦地裁は24日、ホワイトハウスへの立ち入り禁止は違憲に当たる可能性があるとして一時差し止めを命じ、ホワイトハウスは24日、3社の記者に記者証を返還。番組では、トランプ氏によるCNNなどへの今回の措置に関して、トランプ氏の最側近といわれるナタリー・ハープ氏の関与が取りざたされていることを伝えた。
見解を求められた杉村氏は、「取材拒否はまずいですよね。フェイクニュースなら、これはフェイクだって反論しないと」と、トランプ氏がCNNなどにとった対応に疑問を呈し、「マスメディアの役割は、権力の暴走に歯止めをかけるところなので」と指摘した。
その上で「そういう意味では、僕は、高市総理も、SNSでどんどん伝えたいことを言うというのはぜひやったらいいと思うんですけど、一方で、メディアの取材も、きちんと受けた方がいいんじゃないかと思う」と、高市首相の取材対応についても注文をつけた。
高市首相の取材対応をめぐっては、歴代首相に比べて回数の少なさが指摘される一方、トランプ氏同様にXを使った一方的な発信を多用するスタイルで知られる。
杉村氏は「ただ、今の総理記者会見をみると、記者が何十人もいてみんなが手を上げている。いちばん問題なのは、質問(に対する高市首相の答え)に対して『更問い』ができないこと」と、首相の答えに記者が再び質問できる形式になっていないことを問題視。「そうすると、議論がなかなか深まらない」と述べ、「提案ですけど、代表の1社か2社、週に30分、きちんと議論する。インタビュー形式で、幹事社が順番でローテーションを組んでやったほうが、国民にとっても『知る権利』の担保になるんじゃないかなと思う」と主張した。
MCを務める爆笑問題の太田光に「そこには、ネットの記者も入れて」と問われると、杉村氏は「もちろん、もちろん、もちろん」と応じ、「順番でいけばいいんじゃないかと思う」と、首相取材の新たなスタイルを提唱した。
