
歌手で女優の純名里沙が「コンサート2026 クリスマス・タイム・イン・グレース」を11月24日に東京(有楽町・アイマショウ)と12月24日に大阪(東京建物ブリリアホール箕面)で開く。宝塚歌劇団元トップ娘役で朝ドラヒロインという、唯一無二の経歴を持つ純名に歌への思いを聞いた。4回連載の最終回。
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初舞台の「ベルサイユのばら」で、フィナーレの冒頭にソロで主題歌を歌い上げるエトワールに抜てきされた。歌唱力を買われた。「私、踊りもできるんですよ(笑い)。やはり今も変わらず子供の頃から夢中になっているミュージカルをやりたいですね。歌、踊り、芝居、全ての総合芸術なんですもの。逆に踊りも大好きです。歌がうまいって言っていただけるのはすごくうれしいのですけど、踊りも芝居も大好きなんですよ」。
03年にミュージカル「サタデー・ナイト・フィーバー」に出演した。相手役はダンサーとしても知られる大澄賢也(60)だった。
「いろいろなミュージカルに出させていただきましたが、賢也さんはすごい。もう何もしなくても、賢也さんが導いてくださいました。賢也さんのおかげで『私って、こんなに上手なんだ』と思うくらい(笑い)。本当に気持ちよく踊らせていただきましたし、お陰さまでダンスに開眼したと思います」
2020年(令2)に世界中を襲ったコロナ禍。ステージが中止、配信になる中で人前で歌える喜びを再認識した。
「大変でしたね。あの幻の3年間。私、お客さんがいないと、ダメなんです。いくらお稽古場で練習しても、自分が本当に目指すところに行けるのは本番なんです。リハーサルをいいかげんにやってるわけじゃなく、お客さんがいるから出るパワーがある。本当に『お客さまは神様です』って言う通り。私はお客さんがいないといいパフォーマンスができないみたい。お客さんとの生の会話っていうのを、何よりも私は愛しているんだと思います。それによって何かを感じてもらったり、元気になってもらったりすることが、一番の幸せなんです」
歌って、演じる。それが一番自然なことだ。
「やっぱりミュージカルがやりたいですね。歌、踊り、芝居、セット、音楽、歌詞、セリフ、衣装、舞台照明と、何ひとつ欠けてもいけない。全てがアートであり、全てが調和している。来年は横浜で開催されるグリーンエキスポで、映像版のミュージカルに出演します。とても楽しみです」
音楽はかけがえのない存在だ。
「音楽を聴いている間っていうのは、スマホやパソコンを見ない、いい時間なんですね、本当に。私は、音楽って自然と同じだと思っているんです。この時間だけは、日頃の憂さや忙しさを忘れて、身を委ねに来ていただけたらなと思います。私にだからできるステージをお届けして音楽の素晴らしさをたくさんプレゼントしたいと思っています。ぜひ、コンサートにいらしてくださいね。」(終わり)
◆純名里沙(じゅんな・りさ)3月15日生まれ、大阪府豊中市生まれ。88年宝塚音楽学校入学。90年(平2)76期生の首席として宝塚歌劇団入団。「ベルサイユのばら」で初舞台を踏み、フィナーレ冒頭で歌い上げるエトワールに抜てきされる。91年雪組配属。94年4~10月、NHK連続テレビ小説「ぴあの」主演。同年花組に異動、95年花組娘役トップに。退団後の主な作品に舞台「レ・ミゼラブル」、フジテレビ「ラブジェネレーション」。香港映画「Midnight Fly」主演、歌唱した歌が第38回金馬奨受賞。08~14年にNHK Eテレのアニメ「リトル・チャロ」シリーズで声優。23年(令5)にアルバム「Winter Iris~冬の虹~」。今年、岸谷五朗による新たな演劇プロジェクト旗揚げ公演「ジャコメッティーのように」に出演して一人二役に挑戦、好評を得た。2027年GREEN EXPO2027で上映されるミュージカル「Vibrant INOCHI」映像版に出演する。160センチ。血液型AB。
◆「純名里沙コンサート2026 クリスマス・タイム・イン・グレース」
東京公演:11月24日午後6時30分開演 有楽町アイマショー
大阪公演:12月24日午後6時30分開演 東京建物Brillia HALL箕面
