
NHK連続テレビ小説「ブラッサム」(月~土曜午前8時)は、明治、大正、昭和を駆け抜け、自由を求め続けた山口県出身の作家・宇野千代をモデルにした物語だ。主人公の葉野珠(はの・たま)を石橋静河、珠の高齢期を加賀まりこが演じる。朝ドラ第115作。
代表作「おはん」や自伝的小説「生きて行く私」などで知られる宇野は、戦争や借金、計4度の結婚と離婚といった困難に直面しながらも小説を書き続け、一流作家としての地位を確立。98歳の長寿を全う。ドラマは、その波瀾(はらん)万丈の人生を再構成したフィクションで、テーマは「咲き誇れ私」。脚本は櫻井剛氏と小松與志子氏が手がけ、主題歌はYOASOBIの「咲き誇れ」。主題歌の基となる原作小説を芥川賞作家の綿矢りさ氏が書き下ろした。
■第1週「私の父、私の母」
私の父、私の母、明治41年の山口県岩国。葉野珠(村上蘭)は四人兄弟の長女として生まれ育つ。しつけに厳しい父の清治(渡部篤郎)は、本家の家督を弟に譲った見返りとして毎月給金を受け取っており、働かずに暮らしていた。一方、血のつながらない継母のリョウ(国仲涼子)は珠のことを「珠さま」と呼び、愛情を注いでくれていた。ある日、尋常小学校で父についての作文を書くという宿題が出され、珠は父のことをどう書いてよいのか悩むが…。
