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武井壮、生き別れの母は亡くなっていた NHK番組で判明 涙で感謝「恨みもなく…幸せそうな」


【写真】武井壮(25年9月撮影)

タレント武井壮(53)が、22日放送のNHK「ファミリーヒストリー」に出演。生き別れとなっていた母の京子さんが、穏やかな再婚生活の後、昨年76歳で亡くなっていたことが番組の取材で判明し、感謝の涙を流した。

さまざまな著名人のルーツなどをたどる、不定期放送の人気番組。武井は冒頭、両親の離婚後、母と生き別れとなったことを「小学校の真ん中ぐらいまでしか一緒に暮らしてない。(ルーツは)全く分からないですね」と語った。

番組ではまず、戸籍で最も古い、父方の高祖父の居住地、上越市南城町をたどり、先祖が越後・高田藩の武士と判明。祖父が駆け落ちをしたことや、父の司さんの誕生後、山梨に移り住んだことなどを伝えた。司さんは集団就職で上京。姉の美容院などで働いたという。

母の京子さんの生まれた和歌山・田辺市も取材。番組は京子さんの幼い頃を知るいとこを発見した。いとこは、京子さんが東京への旅行の際、司さんと知り合ったとの教えられたことを紹介。京子さんに一目ぼれした司さんが、和歌山に通いつめ、1960(昭45)年、結婚したという。その翌年、長男の情さん、63年には壮が誕生した。父の美容店も順調で、VTRを見た壮は「このころは良かったな」としみじみ語った。

ただ、父は女性客からの人気もあり、徐々に生活が派手に。客からベンツが贈られたこともあったという。「客の女性と親密になり、妻と子供から遠ざかっていきました」と赤裸々に伝えられた。

残された京子さんは子供2人の面倒を見ていたが、夫婦仲は限界に。壮は「あきらかに大げんかしている音が…寝ている僕らの、ふすま1枚で仕切られているので、ガシャーンと、なって。『女に子供なんか育てられるわけないだろ!』とか『ふざけんな!』とか。怖くて、僕らも耳をふさいでふとんでに潜っていて」と振り返った。

ある日、京子さんが実家に帰るため、壮と兄の情さんは東京駅に連れられていった。1週間の帰省のはずだったが、京子さんはおえつしながら「壮ちゃん、ごめんね」と言葉を残したという。後になって離婚したことが伝えられ、この日が母と最後に会った日となった。壮は目を潤ませ、「あの日が僕にとっての最後ですかね」と回想した。

いとこは、京子さんが和歌山に帰省後、何度か、東京に行き、物影から子供2人を見守っていたという。京子さんは司さんに子供と再び生活することを望んだが、別の女性と生活する司さんが追い返したことなども明かされた。その後は兄弟2人の生活に。司さんは時折、生活費を置いていったが、十分ではなかったという。壮はゴミ出しの代行などを行って生活費を稼ぎ、学費免除のため勉強を続けた。

兄の情さんはその後、俳優をめざし、坂上忍の付き人などを務めたことも紹介。ただ、がんを患い、95年に24歳の若さで亡くなった。その際も母には会えなかったという。

番組では、京子さんの晩年も取材。京子さんのいとこは「田辺の病院で(昨年)12月1日に、京ちゃん亡くなった、って聞きました」と、76歳で亡くなったことを報告した。壮は「ああ、そうだったんだ」と絶句。近年は田辺市内で生活し、看取ったのは再婚した夫。壮も驚いた表情を見せた。再婚相手の男性も取材に応じ、子供がいたことや、その子供が壮であることは知らなかったことを説明。「生活も楽しく過ごしてこられたと思っています」と、近年の写真などともに、おだやかな32年間の再婚生活だったことがVTRで伝えられると、壮は「良かった」と言葉を漏らした。

壮は、ほおに涙を流しながらコメント。「いや…そうですね。何より思うのは、素敵な方と出会って、幸せに暮らしていたんだな、というのが少しも知らなかったので、ひとつ、ちょっと心の荷が下りたというか。幸せそうな表情でいっぱい写真を撮っていたので、それが一番のうれしい発見でした。良かったです。今の母の、僕らと別れた後の人生を知ることができて、本当に僕もうれしいですし、ひとつ心につっかえていたとげみたいなものがあったので、それがすっと取れて、彼女の人柄も、僕が子供のころに受けた愛情のまんまの人だった。そういう母親に育ててもらったからこその、恨みもなく、一生分、産んでもらった、育ててもらった時間だけで一生分、感謝ができているので。何より、幸せそうな母の姿が、40年以上ぶりに見れて、本当にうれしいです。ありがとうございます」と声を詰まらせながら語った。

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