
女優中村ゆり(なかむら・ゆり、本名・中村友理)さんが9月1日、直腸がんのため死去した。44歳。14日、所属事務所から発表された。
中村さんは今年7月、腸閉塞のため、来年1月に放送予定のNHKドラマ10「デンジャラス」降板を発表していた。
中村さんの代表作のひとつが、BSテレ東の主演ドラマ「今夜はコの字で」。加藤ジャンプ氏原作、土山しげる氏作画の同名漫画が原作で、カウンターが「コ」の形をした町酒場を舞台に、中村さん演じる“コの字マスター”のフードコーディネーター田中恵子が、浅香航大演じる後輩、吉岡としのりを導き、2人でコの字のディープな世界にハマっていくストーリーだ。
2020年に第1シリーズが放送されると、同局系で人気の「孤独のグルメ」「ワカコ酒」など、実在する飲食店を舞台にしたグルメドラマの1つとして人気を不動のものとし、2022年にはSeason2も放送された。
中村さんは劇中で、ジョッキのビールをぐいぐいと空ける飲みっぷりや、浅香演じる後輩を笑顔で引っ張る姉御肌、恋愛が絡むとセンチメンタルになるなど、多面的な魅力を披露。Xでは、「今夜はコの字で、シリーズ化して欲しかったのに」「今夜はコの字で、もう見れないのか。悔しい」「『今夜はコの字で』の先輩が大好きでしたよ」など、ロスに打ちひしがれる声や、突然の訃報を惜しむ声が相次いだ。
所属事務所は訃報を伝える文面で、中村さんが13年前にも、がんを患い、寛解したものの、昨年1月に再びがんが見つかったと説明。手術は成功したものの、術後に転移が見つかり「今年8月、復帰に向け回復に努めていた中、再び腸閉塞を起こし、突然余命わずかと告知を受けました」と明かした。
