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長塚京三、主演映画30年ぶりに鑑賞 篠田正浩監督をしのぶ「懐の深い方」撮影中に膝の骨折も


【写真】「映画監督 篠田正浩 レトロスペクティブ」特集上映記念トークイベントに出席した長塚京三

俳優長塚京三(81)が12日、都内で「映画監督 篠田正浩 レトロスペクティブ」特集上映記念トークイベントに出席した。

25年3月25日に94歳で亡くなった映画監督、篠田正浩さんの作品を未来につなぐ企画。長塚は篠田監督の映画「瀬戸内ムーンライト・セレナーデ」(97年)で主演を務めた。

上映後、約30年ぶりに同作を見た長塚は「軽い交通事故に遭ったような感じ」と笑い、「昨日撮影したかのように本当に近く感じますね」と振り返った。

篠田監督との出会いは、95年度にNHK総合テレビで放送され、長塚が司会を務めたトークバラエティー番組「私のとっておき」に監督が出演したことがきっかけだった。「近いうちに映画を1本撮りたいんですけど、ご一緒したいですね」と声をかけられ、その後、台本が届いたという。「この方は口だけの人じゃないんだ」と感じたと笑った。

長塚が好きなシーンでもあるチャンバラのシーンでは転倒して膝の骨を折るアクシデントにも見舞われた。撮影を休むことになったが、篠田監督から「動けない状態でも撮る方法はいくらでもありますから。任せておいてください」と声をかけられたという。「迷惑をかけてしまったと思って、しょぼんとしたんですけれど、『頑張ろう』と思って、リハビリしながら後半の撮影を過ごしました」と回想した。「懐の深い方ですね」と監督の人柄をたたえた。

最後は「一緒に映画を見られてよかったです」と観客に感謝し、締めくくった。

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