
俳優吉田鋼太郎(67)が、10月8日午後10時から放送のフジテレビ系スペシャルドラマ「きんつくろい-金繕い-」で主演を務める。
同作は、世界的な評価を得ながらも、果たせなかったとある約束への後悔と創作への迷いを抱え孤独に暮らす家具職人の主人公(吉田)が、割れてしまったウイスキーグラスをきっかけに大学生と出会い、器の修復技術「金継ぎ」とウイスキーを通して人間関係や自身の人生の時間をつなぎ直していくヒューマンドラマとなっている。
40年以上の俳優歴を持つ吉田が家具職人役に初挑戦する。「主演でお話をいただいたので、びっくりしました。『やろう、やりたい、やるぞ!』と気合が入りました」と喜び、「とても、いい意味でゆったりとした流れの台本で、それぞれの登場人物の感情の流れを丁寧に追っていく物語だと感じました」という。
実は「小学校の工作もまともにできたためしがありません」と不器用であることを明かしつつも「職人としてのリアリティーを持って演じるために、どれくらい準備をすればいいのだろうと思っています」と入念に役作りを重ねて挑む。
大学生役など年の離れた後輩俳優の姿を見て「今の20代の方はとても正直で、いい意味で臆さないというか、照れたり恥ずかしがったりしない」と分析。「彼らが悩みを克服して、これから大きくなっていく姿を目の前で見ていると、『この人たちの時代なんだな』と思います。ちょっと悔しいですけど(笑い)」と期待も込めた。
また、同作は、フジテレビヤングシナリオ大賞の受賞者にオリジナルドラマ執筆の機会を提供しその後の活躍を後押しする「ヤンシナ脚本家応援プロジェクト」の第3弾。今回は21年の第33回で佳作を受賞した金民愛さんが初めてドラマの脚本を手がける。「執筆中は迷うこともたくさんありましたが、プロデューサーや監督に温かく支えていただいたおかげで、最後まで大切に書きあげることができました。このドラマが、見てくださった方々にとって、大切な人やこれまで過ごしてきた大切な時間を振り返るきっかけになれたらうれしいです」とコメントを寄せた。
