
演歌歌手藤原浩(66)が新曲「ふりむき酒場/愛の終列車」を16日に発売する。詞・曲を公募する「ソングコンテストグランプリ2026」の優秀作の歌唱者として初めて指名された。戦後の歌謡界を牽引(けんいん)し、国民栄誉賞を受賞した作曲家遠藤実氏(08年に76歳で死去)の最後の内弟子としてデビューして33年。3回連載の第2回では「愛の終列車」の魅力などを聞いた。【取材・構成=松本久】
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-男女の逃避行を描いた、とてもリズミカルな曲。韓流ドラマにあるような純愛を連想させます
藤原 これまで僕にはこういうパターンの曲はあまりなかったですよね。
-過去に駅にまつわる曲は3作。07年1月発売の「ふたりの始発駅」は団塊の世代への応援歌として親しまれ、同9月には「あなたが終着駅」をリリース。19年に「北の駅舎」を発売しています
藤原 そうです。僕のファンや演歌ユーザーは曲のタイトルを見たら、これまでの作品の流れと受け止めるかもしれませんね。
-今回、CDジャケットは自身で描いた自画像です。ミュージックビデオ(MV)は都内のなじみの焼き鳥店で撮影しました。歌詞も一部、ご自身の意見を採り入れるなど“藤原浩”のカラーが前面に出ています
藤原 CDのタイトルはここ数年、自分で書かせてもらっているんです。絵は誰かに教わったわけではないけれど、周囲に「上手だね」と言われることがあって描いています。それで今回は自分から「ジャケットの絵をやらせてもらえないか」と頼んだら「面白いんじゃないか」と言ってもらえました。試行錯誤をしながら雰囲気で描いてみました。
-作品への愛着も一層強くなるのでは?
藤原 そうなんですよ。さらに、MVを撮影した焼き鳥店は13年発売の「こぼれ酒」でも撮った店。もう20年くらい通っているなじみの店です。プロデューサーらと酒を酌み交わしてゲラゲラ笑っているシーンや、レコーディングの風景も入っている。ちょっと面白いMVになりました。
◆藤原浩(ふじわら・ひろし)1960(昭35)6月23日、岡山・赤磐市生まれ。23歳の時に遠藤実氏にスカウトされたが家庭の事情で断念。30歳で弟子入りし、3年の内弟子をへて94年に「真情」でデビュー。翌年の松尾芸能賞「歌謡芸能新人賞」など多くの新人賞を受賞した。178センチ。血液型B。
◆ソングコンテスト 日本作曲家協会と日本作詩家協会が共同企画する作詞・作曲コンテスト。最初に詞を募集し、最優秀の2作品を課題詞として曲を公募。グランプリと準グランプリを決める。
