
歌舞伎俳優市川團十郎(48)が4日(日本時間5日)、イタリアで開催中の第83回ベネチア映画祭で、ドキュメンタリー映画「襲名」の公式上映に参加した。
22年の襲名披露興行を追ったドキュメンタリー作品で、同映画祭の「アウト・オブ・コンペティション」に出品され、團十郎は、三池崇史監督、長男市川新之助と参加した。
上映が終わると、約5分間の歓声とスタンディングオベーションが送られた。 團十郎は、観客に向け「一期一会の時間を皆さんと過ごすことができて、本当にうれしく思っております。ぜひ歌舞伎を、チャンスがあったら日本に来た際に見てみてください。グラッツェ!」と、イタリア語でありがとうと伝え、大きな拍手を受けた。
オフィシャルインタビューで、上映の感想を聞かれ團十郎は「初体験のことだったからなぁ。恥ずかしさがこみ上げて汗が止まらないなという感じでした」としつつ「文化を大事にしている人々にとっては、異国の文化であったとしても初めての世界観を体験して『なんなんだろう』『こういうものか』という、そのリアルな感覚を感じ取ってくれたんだろうな、ということが伝わってきて幸せでした」と話した。
三池監督は「いろいろな映画祭でスタンディングオベーションを体験してきましたけれど、こんなにも力強くて愛に満ちた拍手というのは初めてで、すばらしかったです」、新之助は「皆さまに囲まれながら映画を見られたというのが、本当にうれしくて。拍手の時とかもみんな笑顔にあふれていて、本当にうれしいなって思いました」と話した。
