
テレビプロデューサー、演出家の石井ふく子さんが9月1日、100歳の誕生日を迎え、都内で会見。8月28日に87歳で死去したことが明らかになったばかりの新派女優水谷八重子さんについて「さみしい」と語った。
今年3月、新派・松竹新喜劇の合同記者会見にともに登壇したばかり。「八重子さんは、よく家に電話がかかってきた。ある時、ふとかかってこなくなって、すごい心配だった。病院に入っていると聞き、どうしたのかなと思ったら亡くなった」とし「さみしいですよね。毎日電話くださる方がなくなると」と声を落とした。
この日は都内のホテルで催された「百寿を祝う会」を前に記者会見。バースデーケーキのろうそくを勢いよく吹き消したり、カメラの放列におちゃめなポーズをとったりと、元気な様子をみせた。
「数字で言うと100歳なんですけど、私が自分で数えると100にならない」と笑わせ「そんな歳をとったと思っていません。元気でおります」。体感年齢は「20引いて、80歳くらい」と笑顔で語った。
70年以上にわたり「家族」を描き続け、手掛けたドラマは1000本以上にのぼるホームドラマ界のレジェンド。古巣TBSで大ヒット放送中の「VIVANT」について聞かれると、「私はあまり好まない」と語り、会場を爆笑させた。「すいません。悪口を言っているわけじゃない。私の中に、心の中にああいあドラマはないので」。
「テレビというのはすごく大事。目で見て、それがどう心に響くか。お互いの心と心を通い合わせるのがテレビだと思っている。やっぱり、いいドラマ、心のある、心が美しく見えるドラマを作っていきたい」と、今後の創作にも意欲をみせた。
