
タレントの梅宮アンナ(53)が9日、都内で「アストラゼネカ株式会社×株式会社ファミワン共催 婦人科がん啓発セミナー」に登壇した。
梅宮は24年11月、乳がんで右胸を全摘手術。がんの発見は、24年6月に左右の胸の大きさの違いを自覚したのがきっかけだった。「右(の胸)が異常に小さくなっていたんです。24時間前に見たときと明らかに違っていて、こんなことあるのかなと。私の場合は触ってもしこりがなくて全体が固くなっていた」と回想。肉眼でも確認できるほど明らかな違いでもあり、すぐに病院を予約し、1週間後にエコーとマンモグラフィーを受け、後にステージ3Aの乳がんと診断された。
自身はがんを公表しながらも仕事を継続。治療とキャリアの両立についても語った。公表した一番の理由は「治療しながらお仕事できるということを自分で証明しようと思った」。医師から抗がん剤を使用しながらも通院する形で治療が可能な話を聞いたが、公表したことで当時出演していた番組サイドから降板を申し入れられたという。「真っ先にお断りをされました。状態も聞いてもらえず『元気になられたら、またお願いします』と断られた時にやはり傷つくんです。差別、区別されていいのかな、世の中って冷たいんだなと思ったんです」と振り返り「悔しかったです。できるのにって」と苦い記憶を明かした。
自身は治療中は、明るいマインドを保つことを意識したいという。「絶対1日1回外に出て太陽に浴びる性格。家でじっとしていると精神的に落ちてしまうので、治療中はとにかく人とたくさんしゃべろうと。それが自分が元気になる源だと分かっていた」と、少し具合が悪くてもインタビュー仕事などを精力的に受けた。「世の中の皆さんから『休んでください』と言われていたけど、じっとしていると具合が悪くなってしまう。1日のうちでガンであることを忘れる時間が必要でした」と語った。
病気を公表したことで職場の理解をなかなか得られないといった悩みもがん患者の中に多いという。こうした声に「公表できる環境をつくってあげて欲しい。戻れる場所、道をちゃんと考えていただきたいなと思います」と私見を述べた。
