
市原隼人(39)主演で19年に始まり、連続ドラマ3季、映画4本が公開された「おいしい給食」の新作ドラマ「-season4」(全10話)が制作され、10月期に放送することが8日、分かった。
地方の独立系放送局での放送が中心だが、作品性の高さから支持を広げ、25年の映画第4弾「-炎の修学旅行」が全国興行収入ランキングに9位で初ランクイン。沖縄が舞台の今作は、北は北海道まで21局の放送が決定。市原は「今までと全く違う新たなステージに入った。本当に夢を見ているようです」と全国区への躍進を喜んだ。
どこまでも広がるような沖縄の空の下で、時に体操選手と見まごうばかりの全身を使った市原の芝居に、爆笑しそうになった綾部真弥監督(45)が本番中に口を押さえる。「ド直球のコメディーをやるからこそ、より情熱を込めなければ、ただのコメディーで終わってしまう。骨が折れようが、歩けなくなろうが、どんな精神状態になっても、どれだけ熱を込めて手を抜かずにできるか」。その市原の覚悟が生む現場の笑いは「8年作り上げてきた強み」と語る、最初の撮影から紡いだ絆のたまものだ。
市原は、頭の中に給食のことしかなく給食好きの生徒と給食をいかにおいしく食べるかのバトルを続ける中学教師・甘利田幸男を演じる。「-season4」は「-炎の修学旅行」で北海道・函館の忍川中からの転任が決まった甘利田が、91年に沖縄の牧志間中学に赴任。新たなライバル生徒も登場し沖縄給食に挑む。「給食は地産地消を担っている部分がある。東京ではまず味わえない、沖縄のグルメがメニューとして出てきます」と見どころを語った。
「甘利田幸男としても市原隼人としても、より振り切っています。悔いのある時間は1分、1秒も過ごしていない。幸せだと思いながら、唯一無二の世界観を作りあげていきたい」と充実の笑みを浮かべた。【村上幸将】
◆「おいしい給食」の歩み 19年10月にtvk(テレビ神奈川)やBS12など16局でドラマ第1季が放送。20年3月に映画「-Final Battle」が全国118の映画館で公開も、同4月にコロナ禍で緊急事態宣言が発出され上映が困難に。21年10月に「-season2」が14局で放送され、22年5月に2本目の映画「-卒業」が81館で公開。23年10月に15局で「-season3」が放送され、24年5月に3本目の映画「Road to イカメシ」が170館で公開。「-season3」の流れを受け、初の映画単独作として25年10月に公開の「-炎の修学旅行」は226館で公開され、全国で87回も行われた舞台あいさつは満席となった。給食の完食、コロナ禍での黙食など社会性のあるテーマを織り込む作風も評価が高い。
