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片岡仁左衛門、思い出詰まった大阪松竹座最後の公演に「松竹に育てられた人間として寂しい」


【写真】大阪松竹座への思いを語った片岡仁左衛門(撮影・阪口孝志)

人間国宝の歌舞伎俳優片岡仁左衛門(81)が2日、大阪市内で大阪松竹座さよなら公演「御名残四月大歌舞伎」(4月3~26日)「御名残五月大歌舞伎」(5月2~26日)の取材会に出席した。

5月の公演をもって閉館する大阪松竹座のさよなら公演として、2カ月連続で実施する歌舞伎公演。仁左衛門は4月の夜の部で「菅原伝授手習鑑(すがわらでんじゅてならいかがみ) 寺子屋」で松王丸(Bプロでは松本幸四郎)、5月は夜の部「近江源氏先陣館(おうみげんじせんじんやかた) 盛綱陣屋」で佐々木盛綱役を勤める。寺子屋は98年4月の仁左衛門襲名、盛綱陣屋は97年3月の松竹座新築開場記念で勤めている。

初舞台は同じ道頓堀に存在した中座で踏んでおり、「道頓堀に芝居小屋ができて以来の長い歴史、そして私が初舞台を踏んだ道頓堀。歌舞伎の火を消したくない気持ちで立ち上げた仁左衛門歌舞伎。松竹に育てられた人間として寂しい。もう1度、道頓堀に歌舞伎をうてる劇場を再建できるよう頑張りたい」。何度も「残念」「寂しい」という言葉を口にした。

上方歌舞伎の伝統を守るために尽力してきただけに「東京は歌舞伎に限らず、劇場が多い。大阪は寂しい。東京の半分もないんじゃないか」と劇場の“東西格差”を嘆いた。

「働きやすい劇場、見やすい劇場」を目指し、劇場の改良にも助言を惜しまなかった。松竹座の楽屋からトイレの便器が見える構造になっていたのを直したり、風呂場の脱衣所で履物を脱ぐと、ドアを閉めた際に履物が外に出ていってしまうのでドアを直させるなど、思い出は尽きない。「こんなこと言うたらいかんけど、設計者って何を考えてんのかと思う」と笑った。

そんな思い出の詰まった松竹座での最後の公演に「あらゆる方に来てもらいたい。見たことない方も親しんだ方にも見ていただきたい。そして初めて見た方の心を逃がしたくない。『歌舞伎ってつまらんな』と思われないように勤めたい」と力を込めた。

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