
日本テレビ系「news zero」(月~木曜午後11時、金曜午後11時30分)が2日放送回で、高市早苗首相が1日放送のNHK「日曜討論」を急きょ欠席したことを報じた。
番組はまず高市氏が1月31日の川崎市での演説会で、進行する円安をめぐり「『外為特会』の運用が(円安で)今、ホクホクの状態だ」と発言したことを報じた。続けて藤井貴彦キャスターが「発言の翌日にはケガの治療のため、討論番組を急きょ欠席するなどし、野党側がら批判が出ています」などと伝えた。ナレーションでも「高市首相の言動に波紋が広がっています」とあり、テロップでは「ケガでドタキャンも…『逃げた』拡散」と打ち出した。
同局の政治官邸キャップの平本典昭氏は2日の高市氏を取材した記者から右手の指にはテーピング、手首にはサポーターが巻かれていたとの報告があったと明かした。藤井が「そうした中、SNS上では、高市総理が討論番組を欠席した後に、ハッシュタグ『#高市逃げた』がかなり拡散されていたということですね」と切り出すと、平本氏は「Xでは昨日1日で『#高市逃げた』を含む投稿、12万回以上投稿されていて、トレンド入りもしました」と説明。続けて「討論に出ないで選挙応援に参加するのかという厳しい発言があった一方で、体調が悪い人にドタキャンなんてよく言えるなと擁護する発言もありました」と語った。
藤井が「有権者との握手で、ハイタッチなどでケガをするということは、よくあるんでしょうか」と聞くと、平本氏は「今回、人が多く集まっています。高市総理サイドは演説の後のハイタッチと握手で右手を痛めたと言っています。高市総理は周辺に『特に候補者、地元の議員が気合が入っていて、強く握手をされる』と。総理周辺はあんなに握手をすることはこれまでなく、指が腫れたと話しています」と語った。
野党側が高市氏が「逃げた」とする根拠について、平本氏は「総理経験のある中道の野田(佳彦)共同代表はこう言っています。『総理公邸にはドクターがいる、夜中も診察してくれる。テーピングで済むんだったら、ドタキャンしなくてもよかったと思う』」と野田氏の言葉を紹介した。
藤井が「この欠席と、いわゆる円安えをめぐるホクホク発言を関係性として結びつけていいでしょうか」と質問すると、平本氏は「批判する背景にこの、外為特会のホクホク発言があったとみています。高市総理は円安で悪いと言われるけれども、外為特会の運用は今ホクホク状態です、と発言しました。外為特会とは政府が管理する外貨建ての資産です。高市総理は円安で政府資産の運用益が拡大するメリットがあると説明しました。その後、強い経済構造をつくりたい主旨だったと釈明したんですが、野党は批判しています」と語った。
高市氏は1日、「日曜討論」に出演予定も本番前に出演キャンセルを発表。与野党11党の党首が生出演し、衆院選(8日投開票)で訴える党の政策などについて主張し、議論をかわすことになっていた。高市氏は自身のXで「実は、ここ数日の遊説会場で、熱烈に支援してくださる方々と握手した際、手を強く引っ張られて痛めてしまいました。関節リウマチの持病がありまして、手が腫れてしまいました」などと釈明。その後、同日に予定されていた岐阜、愛知での遊説はこなしていた。

