
東宝は10日、23年の「ゴジラ-1.0」で米アカデミー賞でアジア初の視覚効果賞を受賞した、山崎貴監督(61)の新作「ゴジラ-0.0」(ゴジラマイナスゼロ)の公開日が、11月3日に決定したと発表した。同日は、54年に第1作「ゴジラ」(本多猪四郎監督)が公開された「ゴジラの日」で、山崎監督もSNSで「公開日発表になりました」と報告した。
また同6日からの北米公開も決定した。日米同時期の公開は、日本製作のゴジラシリーズの歴史上、初めて。「ゴジラ-1.0」の北米公開が、日本から約1カ月後の23年12月1日だったことを考えても「ゴジラ-0.0」への期待の高さがうかがえる。
「ゴジラ-1.0」では、製作・配給の東宝が創業91年で初めて自社で北米で配給に挑戦、しかも1500スクリーン超の大規模での公開に踏み切った。それに先立ち、日本公開から1週間後の11月10日に、ロサンゼルスで北米プレミアを開催。米国の監督、テレビ制作者の業界団体DGA(全米監督組合)の所有する劇場で、映画製作者、ファンも集めて上映し、熱烈な支持を受けた。
「ゴジラ-0.0」の製作は、24年11月1日に日本テレビ系「金曜ロードショー」で地上波初放送されたエンディングで衝撃の臨時ニュースとして発表された。山崎監督は、同3日に都内で開かれた「ゴジラ・フェス」内のトークイベント「居酒屋ゴジラ」に登壇し「あのねぇ…今日、何を言いに来たかというと、これ以上、発表できないと言いに来ました」とだけ口にした。
その1年後の25年11月3日の「ゴジラ・フェス2025」で、タイトルが「ゴジラ-0.0」であると発表。同時に、脚本・VFXも担当する山崎監督直筆による荒々しく書かれたゴジラ新作のタイトルロゴも解禁された。タイトルが発表された段階で、米国をはじめとする世界各国のメディアが「怪獣の王の次の一撃に期待が高まる」「『ゴジラ-0.0』公開までのカウントダウンがついにスタートした!」と報じるなど反響が大きかったという。
ストーリーなどは全く解禁されることなく、いまだ謎に包まれたままだが、日米が同時期に公開日決定の発表を受け、米国の映画&芸能の大手ウェブメディア「DEADLINE」も「ゴジラマイナスゼロ 秋劇場公開決定」と報じた。北米以外の地域での公開日も順次、決定していく予定だといい、日米同時期公開が成功すれば、前作以上の反響、旋風が世界に巻き起こる可能性は十分、あるだろう。【村上幸将】
