
漫才コンビ、オール阪神・巨人が10日、大阪・今宮戎の大阪・今宮戎神社の「十日戎」で「宝恵(ほえ)かご行列」に参加した。イベント参加に先立ち、取材に応じ、テレビでの漫才封印宣言が飛び出した。
宝恵かごに乗るのは2020年以来で3回目。巨人(74)は「『巨人阪神さん乗ってください』と言ってもらえてうれしい」と話し、阪神(68)は「楽しんできます」と笑顔を見せた。
年末年始は体調を崩し、阪神は「年末の劇場はおむつをしながら漫才をやってました」。巨人も体調を崩し、「上から下からもどすもどすで大変。阪神くんに『悪いけど、おむつ持ってへんか?』って借りたんです。そこまで似んでもええのにね」と笑った。
結成から50年。巨人は昨年2月に受けた6回目の頸椎(けいつい)手術後の経過が思わしくなく、阪神もメニエール病を抱えるなど、年相応に痛いところは出ているが、巨人は「公演や舞台の時だけ元気で何とかやってこれた」。
今後について、阪神が「まだ辞めへんね?」と聞くと、巨人は「漫才? わかりません」とサラリ。「毎日、気持ちが変わる。調子の良いときはまだまだいけると思うけど、ちょっと弱ったら、『もうアカンな』と思うのが交互に来てる」と率直な思いを口にした。
これまでも舞台でやるネタをテレビではかけないなど、舞台に対する真摯(しんし)な思いは強かったが、巨人は「これは本当にそうなるかもしれないですけど、テレビではもう漫才はやらないかもしれない。舞台だけ。生意気ですが、阪神・巨人の漫才を見てみたいと思ったら舞台に来てほしい。テレビは縛りもあるし、緊張もする」とテレビ封印の可能性を示唆した。
実際、この年末年始もテレビで漫才を披露したのは1回だけ。阪神は「生放送があったときはネタ合わせをやらないといけなかったけど、今年は結構お正月やなって気分でした」。巨人も「風邪ひいたのでゆっくりテレビ見させてもらいました。紅白よかったね」と“平穏な”正月を振り返った。
テレビ封印宣言は出たが、「舞台は楽しい。ウケたら、めちゃめちゃ気持ちええ」と口をそろえる。3月15日に、大阪・なんばグランド花月で行われる50周年のフィナーレで有終の美を飾るためにも、巨人は「体調を整えて、楽しくお客さんに喜んでもらえるように、気合を入れて漫才をしたい」と力を込めていた。
なお、宝恵かご行列には、歌舞伎俳優中村鴈治郎、NHK連続テレビ小説「ばけばけ」に出演中の女優円井わん、OSK日本歌劇団トップスター翼和希、MBSの上田芹莉アナウンサーらも参加した。
