
女子プロレスラーでタレントのジャガー横田(64)の夫で医師、木下博勝氏(57)が5日、インスタグラムを更新。「ゾンビたばこ」と呼ばれる危険ドラッグについて注意喚起を行った。
木下氏は「『ゾンビたばこ』って知っていますか? 若者に広がる危険な薬物です。最近、沖縄を中心に『ゾンビたばこ』と呼ばれる薬物が広がっています」と切り出し、「正式には『エトミデート』といい、本来は海外の手術などで使われる麻酔薬で、日本では今年5月に指定薬物に指定され、使うことも持つことも禁止になりました。この薬を吸うと、体がけいれんしたり、意識を失ったりすることがあります」と説明した。
エトミデートを電子タバコで吸引する人が増えるなどして問題となっており、中枢神経が抑制されて手足のけいれんや泥酔に似た状態になって、ゾンビのようにふらふらと歩き回ることから“ゾンビたばこ”とも呼ばれている。
木下氏は「一部の若者たちは『リラックスできる』『合法っぽい』と軽い気持ちで手を出しているようですが、健康被害や交通事故も起きています。私自身、とても心配しています」とした上で、「こうした薬物犯罪への刑罰は、まだまだ軽すぎます。本気で再発を防ぐには、厳罰化が必要だと思います」と私見を述べた。
続けて「さらに、YouTubeやTikTokなど、若者が見るSNSで、国や自治体がしっかりと危険性を伝える広報を行うことも欠かせません。お子さんがいるご家庭では、『どんな動画を見ているか』『SNSでどんな流行があるのか』少し気にかけてあげるだけでも、トラブルを防ぐきっかけになります」と対策について提言。「『ちょっとくらい大丈夫』なんて、絶対にありません。家族でしっかり話し合って、子どもたちを守っていきましょう」と呼びかけた。
