
音楽プロデューサーの小室哲哉(66)が5日、都内で、新作ゲーム「アウトランカーズ」の完成披露会に登壇した。
同作は3対3対3の計9人で「エルビス」と呼ばれるアイテムを集める、奪い合いのアクションゲーム。スマートフォン向けで、6日にサービス開始となる。
小室がプロデュースする3人組ガールズ音楽ユニット「OVAL SISTEM」が同ゲームとタイアップし「風に舞う戦士」をリリースしている。
トークセッションでは、ゲームプロデューサーの岡本吉起氏(64)と約30年ぶりの再会を果たした。
小室は、1994年公開の映画「ストリートファイター2 MOVIE」の主題歌、篠原涼子が歌う「恋しさと 切なさと 心強さと」を作曲しており、その依頼をしたのが岡本だったという。
小室が「岡本さんとのコラボレーションは僕の音楽人生でも記憶に残る」と話すと、岡本が思わず苦笑いし「大ヒットした曲だったんですが、最初に上がってきた曲がバラードで。(主題歌として)『ボツです』って一撃キックした(笑い)」とまさかの却下があったことを明かした。「当時、小室さんがそんなに偉いと思っていなくて。存じ上げていなくて、曲だけ聴いて、これは無いわって言ったら社内の表情が変わって…」と振り返った。
1度却下された後に完成したのが現在でも親しまれる同曲で、小室も「(却下なしでは)できていないですね。製作期間は3日、4日しかなかった」と大ヒット曲の裏側が明らかとなった。
