
20th Centuryの井ノ原快彦(49)が4日、都内で「第32回キネコ国際映画祭」クロージングセレモニーに出席した。
92年に第1回を開催して以来、今年で32回目を迎えるアジア最大級の子ども国際映画祭。期間中は世界中から集められた子ども向け約700作品から、厳選された62作品が上映された。この日は各コンペティション部門の受賞作品も発表された。
井ノ原は、ともにスペシャル・サポーターを務める落語家の桂宮治(49)と映画の生吹き替え「ライブシネマ」を行った。ノルウェーのアニータ・キリ監督が家庭内暴力をテーマにした作品「アングリーマン」で王様の声を担当。「見るだけではなくて、我々も実演しなければいけないこともありますので、他にはない映画祭。海外の映画ですけど、僕らも作品に参加させていただいたような気持ちになりました」と振り返った。
毎年緊張しているという生アフレコは、台本を当日に渡されるという。「今日は台本が全部逆にファイリングされてて、びっくりしました。バタバタの中でみんなでやる。ボランティアの方もたくさんいるので、手作りでやっている感じがある」と思わぬハプニングにも笑顔だった。
同映画祭の参加も8度目となった。「クロージングだけでなく、もうちょっと前の段階から関わっていきたい。10回目に向けてね」と意気込む。河原にスクリーンを用意する年もあったことから「そういうことだったり、あとは小児病棟に映画祭を持っていくとか。今リモートもありますんで、もっとあったかくて深い映画祭になるように頑張っていきたい」と話した。また「子どもたちの作品を見てみたいですね。子どもたちが撮る映画の出演者とかスタッフで使ってもらえたら楽しいんじゃないかな」と提案していた。
