
22年のピン芸人日本一決定戦「R-1グランプリ」王者、お見送り芸人しんいち(40)が3日、都内で、初の著書「嫌われ者って金になる!」(徳間書店)の取材会に臨んだ。
炎上芸人として独自のポジションを築き上げた、たたかれても“おいしい”とネタにするしたたかなメンタル術をつづった。「しんいちさん、今テレビ業界で宮迫さんと渡部さんの次に嫌われてるって聞いたので、本出しませんか? というところから始まった」と出版の経緯を説明。モグライダー芝大輔、さらば青春の光の東ブクロとの特別対談が収録されているほか、しんいちが実際に使用している「性行為同意書」が付録で付いた。
17年に「ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!」出演時のネタで天海祐希をいじったことが“炎上芸人”としての始まりだった。「宝塚ファンの方って全国にいっぱいいるので、兵庫県にもう足を踏み入れるなと」。所属事務所にも苦情電話が入ったと聞かされ「ちょっとうれしかったんですよね。ちょっとニヤニヤしてる自分がいた。あれ、気持ちいいかも、からスタートした。性の始まりみたいな。中1くらいの。そんな感じでしたね」と、炎上を「おいしい」とポジティブに捉えるようになったという。
炎上して活動がストップする著名人もいる中で「ミスりました。ごめんなさいって正直に謝ったほうがいい。明るく元気よく生きてたらそのうち忘れるし。ウソつくんが一番やばい」。助言したい芸能人を聞かれると「直近でいくとダレノガレ明美ちゃん」と即答。「昨日ずっとSNS内でもめてて大変そうやったけど、僕知らんとダレノガレ明美ちゃんに(Xで)絡んでたみたいで。空気読まれへんやつが入ってきたみたいになって、今ダレノガレさんの炎上がちょっと消えてるらしいんですよ。だから僕を使えば、火消しになるんじゃないか。僕、そういう能力があるんじゃないかって今思いました」と提案していた。
