
元衆院議員の杉村太蔵氏(45)が2日、カンテレの情報番組「ドっとコネクト」(土曜午前11時20分~、正午~)に出演。学歴詐称問題で注目される静岡県伊東市長の田久保真紀氏(55)が辞意を表明していたが、7月31日に一転して市長続投の意向を示した件についてコメントした。
杉村氏は「バッシングハイの状態になっている。ほとんどの方経験していない。私しか経験ない」と、衆院議員時代に軽率な発言で当時の幹事長から厳重注意を受け、謝罪会見も開いたことをネタにしながら、「日本中からバッシング受けるでしょ。ものすごい抗議の数なんだけど、100件中1件、『頑張ってください』と言われると、その声に応えなければとハイになる。田久保市長もそれしか聞こえないくらいバッシングハイの状態。一時の斎藤(元彦・兵庫県)知事もそうでしたね」と分析。「いろんな評論家いますけど、この分野、僕得意です」と胸を張った。
これに、ハイヒールのリンゴは「扱う話かな? って。だって、除籍なんでしょ。卒業証書ないわけですよ。ちらっと見せたのは多分ニセモンでしょう。そこで謝ればいいのに、謝らない。全国民が首根っこ捕まえて、謝れ謝れって、それ要ります?」と疑問視。MCの石井亮次アナが「謝れ言うより、あれ、何やったんやというのをはっきりして」と代弁したが、「だって、(卒業証書)ないねんから。『すいません』がでけへんから言いやすい空気作りというか。百条委員会するほどのこと?」と改めて疑問を呈した。
一方で、元厚労官僚で神戸学院大学教授の中野雅至氏は「僕は結構、したたかに計算したと思って。出直し選挙で勝たれへんから、このままダラダラやればみんな忘れてしまう。議会も意外と不信任案を出さないと思う。不信任を出すと、メガソーラーと新図書館建設の問題がかかってくる。ここを争点にすれば、1年後とか2年後やったら勝てる可能性あると踏んだんちゃうかと」と指摘。お盆休みでニュースでも取り上げなくなり、人々の記憶から忘れられていくことも踏まえ、「意外と勝つかもしれんよ」と話したが、杉村氏は「ホント申し訳ないですけど、なかなか忘れられないニュースですよ。見てるだけでこっちが苦しくなる」と苦笑していた。