
お笑いタレント小島よしお(44)が1日放送のABCテレビ「newsおかえり」(月~金曜午後3時40分=関西ローカル)に出演。学歴詐称疑惑問題を受け、辞任して出直し市長選出馬の意向を公表していた静岡県伊東市の田久保真紀市長(55)が、一転して続投を表明したことについて私見を述べた。
田久保市長は続投の理由について、新図書館の建設中止やメガソーラー計画の撤回などの公約を実現するためとしている。
小島は「公約っていうのは引き継げるものだと思うんですよね。市長選の時の公約がいいかなっていうことで投票した人も、この公約を継いでくれる人がいれば、たぶんいいんじゃないかなって思う」と話した。
続けて「相談相手とか…市政とかって、いろんな方と相談して、いろんな人の話を聞いて、総合して決めて進めていくような立場の人だと思うので…。今までの一連の流れで、相談する相手が…。全部自分でガーッと視野が狭くなっちゃってるんじゃないかなっていう心配はありますね」と推し量った。
学歴問題については「今からでも遅くないと思うので、正直なことを誠実に話せばいいんじゃないかなと思います」と述べた。
弁護士の三輪記子氏(48)は、伊東市の職員がクレームの電話の対応に追われていることに、「市の職員の方も労働者なわけですよね。市のトップの人が、市の労働者の労働環境を乱している張本人なんじゃないかっていうところに思いをはせてほしいなと思います」と指摘。
学歴問題については「虚偽事項公表罪っていう公職選挙法の罪の告訴とかされていると思うんですけれども、そこの故意がないという主張をなさりたいんだと思うんですね。自分は知らなかったと。だけれども、ご自身の認識はさておき、実際は除籍になったというところまでは確定してるわけですよね。除籍になったことを何十年もご存じないまま、ここまでこられた方に市政を任せていいのかっていうことが問われているわけで。法的責任がなくても、政治的責任をどのように取るのかっていうことに直面されているわけだから、そこはしっかりと決断できる人じゃないと、政治家としてダメなんじゃないかなっていうふうに思いますし、そこを市民は見ていると思う」と語っていた。