上戸彩（39）が、ディズニー・アニメーションの米映画「ズートピア2」（ジャレド・ブッシュ、バイロン・ハワード監督、12月5日公開）日本語吹き替え版で、16年の第1作で演じたウサギの警察官ジュディ役の声優を続投することが7月31日、分かった。コンビを組むキツネの詐欺師ニック役の森川智之も続投する。
上戸は、小学4年の長女と前作を一緒に見ており「私が家で声出しの練習をしていると、娘が横で『ちょっと今の違うね』とか突っ込んでくれる。私よりもジュディの声を把握していると思うので、チェックしてもらおうかなと思っています！」と母の顔とともに意欲を見せた。
日本国内でも興行収入（興収）76億円超を記録した人気作への続投が決まり、上戸は「うれしかったです！ やっと来た！ と、いちファンとしてもうれしい気持ちでした。私の周りでも『ズートピア』のファンがたくさんいるので、皆さんの期待に応えたいなという思いがものすごく強いです」と喜んだ。森川も「公開が決まった時は素直に最高！ って感じでした。前作の『ズートピア』は本当に多くの皆さんに応援していただいた。その皆さんの熱い思いと愛情が今回の『ズートピア2』につながったのかなと思う」と感慨深げに語った。
役どころについて、上戸は「ジュディは正義感が強い。猪突（ちょとつ）猛進で努力家で負けず嫌い。あとは純粋です。家族への愛もすごくすてきで、見ていてホッコリします」と評した。森川は「ニックはつかみどころのないキャラクター。少しニヒルでクール。自分が思っていることをあまり表に出さないけど、ジュディと出会うことによって繊細な部分とか仲間思いなところも見えてきたりする。そういう意味ではニックの魅力はギャップですね」と語った。
2人は、前作から続くジュディとニックの関係性についても触れた。上戸が「（前作で）全てがハッピーなストーリーだった訳ではなく、お互いに傷つけ合った2人だからこそ生まれた絆がすごく好き」と言えば、森川も「友達以上恋人未満。微妙なところに2人の距離感がある。距離は縮んだけれど、絶妙な距離感で常にいるところがジュディとニックとの魅力なのかなと思います」と評した。
物語の詳細は明かされていないが、新キャラクターのヘビのゲイリーが登場することだけは明らかになっている。上戸は「悪役なのか、それとも仲間なのかさえも分からない。どういうストーリー展開になるんだろうと私も気になっています」と興味津々。森川も「ズートピアに今まで爬虫（はちゅう）類は出てきてないと思うんですよね。私がつかんでいる情報だと、もしかしたらズートピア誕生の“カギ”を握っているのではないか！？ というところまでしか言えません。ぜひ劇場で確かめて欲しいと思います。」と意味深に語った。
上戸は「大人が見ると、人間世界に置き換えられるような、ものすごくメッセージ性の強い作品だなと当時から思っていました」と作品を評した。その上で「ファンの方、前作を見た人は復習も含めて、まだ見てない方も前作『ズートピア』から見てほしいなと思います。そして『ズートピア2』もぜひ劇場に観に来てください。私も頑張ります！」とファンに呼びかけた。森川は「今回、ヘビのゲイリーが現れますが、ズートピア最大の秘密がどう明かされていくのかが見どころの1つとなっています。もちろん、ニックとジュディのバディのワクワク、ドキドキするような関係もぜひ楽しみにしていただければと思います。皆さん、ズートピアで待ってます！」と、ファンにメッセージを送った。
