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山田裕貴「木の上の軍隊」演じた日本兵次男の手紙に涙「悲しい映画と書かないで 」異例のお願い


映画「木の上の軍隊」公開記念舞台あいさつ に登壇した山田裕貴(撮影・村上幸将)

山田裕貴(34)が25日、東京・新宿ピカデリーで行われた、堤真一(61)とのダブル主演映画「木の上の軍隊」(平一紘監督)公開記念舞台あいさつで涙した。そして「前向きな映画だと言っていたのに…悲しい映画だと書かないで下さい!」と取材陣に異例のお願いをした。

「木の上の軍隊」は、太平洋戦争末期に熾烈(しれつ)な地上戦が繰り広げられた沖縄で、終戦を知らずに2年間、ガジュマルの木の上で生き抜いた日本兵2人の実話を基にした物語。堤は、太平洋戦争末期の1945年(昭20)の沖縄・伊江島に宮崎から派兵された上官の山下一雄、山田は地元沖縄出身の新兵・安慶名セイジュンを演じた。撮影は沖縄と伊江島で24年11月から約1カ月、行われ、2人はガジュマルの木の上で撮影した。

この日は、堤が演じた上官の山下一雄のモデルとなった、山口静雄さんの三女の平春子さん、山田が演じた安慶名セイジュンのモデルとなった、佐次田秀順さんの次男満さんからサプライズで手紙が届いた。平さんは「特に堤さんがさまざまな取材の中で父に対する配慮の言葉をかけてくださることが何よりうれしかったです」、佐次田さんが「軍服姿の山田裕貴さんとお会いし、お父さんに会えたと思い、思わず抱き締めてしまいました」とつづったのを聞き、山田は落涙。「(佐次田さんから)『あなたがいるから、私はここにいるんだよ』と言われた。伊江島が知らないところから始まったんですよ。自分が本当にこうなら、どうなんだろうと…疑似体験なんですけど、生きて…戦争なんて嫌だ。誰かが悲しんでいる姿を見るの、嫌だな、と」と口にしつつ、涙。「俺は絶対、元気を与える存在でであろうと思った.…だから(サプライズの手紙は)ズルいよ」と言い、目を拭った。

堤は「僕は泣かないよ」と笑った。そして「僕の父も大正生まれで戦争に行った。どこかに死んだ人が居たと思っていた。父も(山口さんと同じ)静雄だった。縁を感じた」と語った。

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