
木村昴(35)が24日、都内で行われた第41回ATP賞テレビグランプリ受賞式のスピーチに立った。
全日本テレビ番組製作社連盟(ATP)が主催する、創り手自らが審査する賞。一般的な「授賞式」ではない「受賞式」表記には、授ける側ではなく、受賞する創り手側が主役の賞であるという意味が込められている。
木村が主演した昨年7月期放送のプラチナイト木曜ドラマ「クラスメイトの女子、全員好きでした」(読売テレビ)が、ドラマ部門で最優秀賞を受賞。小説家志望で、偶然手に入れた小説を盗作し、新人文学賞を受賞してしまう枝松脛男(すねお)を演じた。
登壇した木村は「本当にありがとうございます。このドラマ、物語の始まりはですね。主人公の枝松脛男が小説を盗作し、新人文学賞を受賞してしまうところから始まります。確か1話の冒頭がその授賞式のシーンだったかと思うんですけども、あの時はもう非常に罪悪感にさいなまれましてですね。今日は胸を張ってね。盗作じゃないぞと。みんなで力を合わせてつくったドラマだと、そんな気持ちで立たせていただいております」と言って笑わせた。
「クランクインの時に綾部監督がおっしゃっていた、元気なドラマをつくろうという言葉を思い出します。その言葉通り、元気なドラマになったんじゃないかなと思います。これを機に、たくさんの方に引き続きこのドラマを楽しんでいただけたらうれしい」と話した。