朝日放送グループの夏の社長会見が23日、大阪市福島区の同局で行われ、朝日放送（ABC）テレビの今村俊昭社長らが出席した。
同局のバラエティー「探偵！ナイトスクープ」で局長を務めるも、番組の休演が続くダウンタウン松本人志の起用について「いま現在、今後の方針が何か決まっていることはない。吉本興業さんと協議しながら、総合的に判断していくことは変わっていない」と説明した。
松本は週刊文春との訴訟を理由に同番組を休演。24年2月から各探偵が局長代理を務めてきた。今年6月からは「今週の特命局長」として毎回ゲストを迎えている。
特命局長となる新体制の移行について「探偵ナイトスクープは局長への探偵からのプレゼンテーションというコンセプトで作られている」と前置きし、探偵が務める局長代理について「いままで仲間である探偵の方にプレゼンするかたちだったが、本来である立場のある人にプレゼンするかたちに戻した」と説明した。
昨年末のM－1グランプリ2024は、審査員が9人となり、松本は外れた。松本は昨年11月に訴訟は終結したものの、芸能活動再開には至っておらず、同番組への復帰も果たしていない。今秋をメドにダウンタウンによるインターネット配信サービス「ダウンタウンチャンネル（仮称）」が設立予定。
松本が独自のプラットフォームを作って芸能活動復帰することで、地上波への復帰の判断する材料になるかについて今村社長は「放送と配信は別だと思う。放送としての総合的判断になる」とした。
