
英BBCなどによると、オジー・オズボーンさん(英ミュージシャン)が22日、英国で亡くなったことが分かった。76歳。パーキンソン病を患っていた。
BBCはオズボーンさんが所属していたロックバンド「ブラック・サバス」のギター、トニー・アイオミの追悼コメントを報じた。「ただ信じられない。私の最高の友人(マイディアディアフレンド)のオジーが逝ってしまった。ライブからわずか数週間で。オジーの死は胸が張り裂けそうなニュースで、本当に言葉が見つからない…。ギザー・バトラー、ビル・ワード、私自身、僕らは兄弟を失った。安らかに眠れ。今後も彼のようなやつは現れないだろう」と悲しみの声を寄せた。
オズボーンさんはデビュー当初から愛称の「オジー」で呼ばれた他、ヘビーメタルの先駆者、「メタル界の帝王」として君臨した。
1948年12月3日、中部バーミンガム生まれ。70年にロックバンド「ブラック・サバス」のボーカルとしてデビュー。アルバム「パラノイド」などをヒットさせ全英1位に。オリジナルメンバーはオジー・オズボーン(ボーカル)、トニー・アイオミ(ギター)、ギーザー・バトラー(ベース)、ビル・ワード(ドラムス)。
脱退後はソロなどで活動。94年に「アイ・ドント・ウォント・トゥ・チェンジ・ザ・ワールド」でグラミー賞を獲得するなど数々の賞を受賞。97年には19年ぶりにオリジナルメンバーで「ブラック・サバス」を再結成。06年にロックの殿堂入りを果たした。
今月5日にバーミンガムで「ブラック・サバス」と「最後のコンサート」を開催したばかりだった。