
漫才コンビ「ブラックマヨネーズ」吉田敬(52)が21日深夜放送のテレビ朝日系「耳の穴かっぽじって聞け!」(月曜深夜1時58分)に出演。東京に一極集中しているお笑い界へ思いを語った。
吉田は「関西のコンクールの価値を高めてほしい」と語った。「東京から大阪に行ったっていうのも、このまま俺、東京に家族とかと住むのかな、みたいなちょっと思ってて。で俺、一軒家願望みたいなのが昔からあって、長男が生まれる前くらいに土地を探しに行って。品川駅から歩いて20分くらいのところ。細長い55坪の土地が空いててん。すごい住宅街。車も1台しか通れない。とにかく細長い。それが、2億やってん。で、『あ、あかんわこれ。付き合ってられへんわ。もうええわ!』っていって」と語った。
とろサーモンの久保田かずのぶ(45)は「2億円と漫才してた?」とボケた。吉田は「上建てたら3億やん。東京が間違ってると思ってしまった。だから関西が盛り上がればいいなって思う」と明かした。
ウエストランド井口浩之(42)は「戻ってきて感じるのはどこらへんなんですか」と質問。吉田は「関西の芸人がみんな東京行くやん。売れてから行くでもないやん。売れる前から。言われてみればたしかに東京チャンス多いやん。関西は東京に比べたら少ないから行く気持ちもわかるねん。この番組かて東京っぽいやん。最初YouTubeやったんやろ? それがここまでになるわけやんか。そういうチャンスとかも(少ない)」と明かした。
井口は「M-1とかも東京で活動している芸人が取ってるんで。令和ロマン、令和ロマン、僕ら、錦鯉、マヂカルラブリー。ずっと東京勢なんですよ。関西でいて関西で活動しながらM-1取るとかもなくなってきている」と関西勢の現状を語った。
久保田も「若手でM-1出る人で、東京に向けてのイベントやってないやつは、たとえ準決勝行ったとしても、東京でやるやんか、ウケが弱い。『関西から来ているけど知らんけど』っていう見方がある。年に何回か東京に顔出ししながらライブすることが大事かなみたいな話はしてました」と解説した。
吉田は「そうか、M-1のためにもあらかじめ東京来てっていう例もあるんか」と納得した。