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片岡愛之助、片岡我當さん偲ぶ「役者としてのあり方、心構えなどたくさん教わった」


南禅寺三門前で撮影に応じる片岡愛之助(右)と尾上右近(撮影・阪口孝志)

歌舞伎俳優の片岡愛之助(53)尾上右近(33)が18日、京都・南禅寺で南座9月公演「流白浪燦星(ルパン三世)」(9月2~26日)の取材会に出席した。

言わずと知れたモンキー・パンチ原作の大人気漫画、アニメ。2023年12月に新作歌舞伎として、新橋演舞場で上演され、今回南座での再演が決まった。

主演「流白浪燦星(ルパン三世)」を演じる愛之助は昨年11月末、舞台稽古中に舞台装置と接触し上顎、鼻骨骨折の重傷を負って以来となる南座での公演に「生きて帰ってこれてよかったな」としみじみ。「再演うれしく思っております。初演はどうなることかと思った。バタバタで開けてしまい、試行錯誤をやって反省もあった。次回はこうしたいと思ったことをできるだけやっていきたい」と意気込んだ。今回、自身が映画「LUPIN THE 3RD THE MOVIE 不死身の血族」で声優を務めている不死身の男ムオムも出演し、ひとり2役になる予定だ。

歌舞伎でルパンを演じるにあたって「常々、楽屋で『カリオストロの城』をかけています。山田(康雄)先生、栗田(貫一)先生の声を聞きながら、イメージを膨らませて出て行くことを毎回しています」といい、「声優の方が来てくれるときが一番緊張する。栗田さんが見に来てくれたときが、初日よりも何よりも緊張した。栗田さんは『南座も行きますね』とおっしゃってたので、来られた日が一番緊張すると思う」と笑った。

一方、前作で尾上松也が演じた石川五右衛門役を務める右近は「作っていく姿、過程を間近で見ていた。リスペクトも含めて松也さんが作ったものを踏襲しながら、自分なりに思うものも皆さんとご相談してやらせていただく形になる」と言いながら、「ビジュアルは僕の方が似てる」とにやり。愛之助からも「五右衛門顔だよね」と言われ、「ハマるべきところにハマった感じ。松屋さんを踏み台に」と笑った。

歌舞伎俳優の片岡我當さん(かたおか・がとう、本名片岡秀公=かたおか・ひできみ)が、5月11日に都内の病院で肺炎で死去したことが17日、分かったばかり。愛之助は「小さいころからお世話になった。役者としてのあり方、役についての心構えなどたくさんのことを教わった。『気軽に電話しておいで』と病院に伺ったり、お電話でいろんなことを教わった。有意義な時を過ごさせていただいたが、もっともっといろんなお話を聞いておけば良かった。お電話で逆に励ましてもらって『ああ、すごい方だったんだな』と思った。心よりご冥福をお祈り申し上げます」としのんだ。

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