
元プロ野球選手でタレント長嶋一茂(59)が18日、テレビ朝日系「羽鳥慎一モーニングショー」(月~金曜午前8時)に生出演。ウナギやイワシが豊漁と伝えられたことに私見を述べた。
番組では、シラスウナギの採捕量が昨年7・1トンから倍増の14・8万トン(4月までの暫定値)、千葉・銚子漁港ではマイワシが昨年2000トンから15倍増の3万トンとなっていることを伝えた。イワシについては黒潮の流れの変化が理由とみられるとした。
一茂は「僕はイワシもウナギも大好きなので、個人的にはとてもいい情報だなと思います。特にイワシの漁師さんのコメントにもありましたけど、去年は不漁で泣いていたと思うんですけど、今年は豊漁ですごく喜ばれて、いいなと思います」と喜んだ。
ただ「一方で、黒潮の大蛇行とか、温暖化、気候変動の影響ということで、スルメイカが捕れなくなったり、海藻類を食べる貝類、あわびとか。カキなんかもそのうち採れなくなるんじゃないかと言う人もいる。一喜一憂している方たちが水産業の中でもそれぞれいる、ということは、総論として、気候変動のところを問題視して考えなきゃいけないと思う」と指摘した。
その上で「本来なら、需給廃棄率というのが低くなって、バランス良く供給が、いろんな魚とか貝が我々、国民に届けられる、というのが一番いいと思うんですよね。価格変動も少なくて。でもこれは、総論で言うと温暖化ということが原因になってくるので、ここを考えていかないと。毎年毎年、今年はイワシは喜んでいるけど、じゃあマグロが捕れなくなった、プランクトンはどうなった、とか、毎年対応が大変になってくる。水産業だけじゃないですよね、農業もそうです。我々の口に入る物は考えなきゃいけない」と結論づけた。