
女優遠野なぎこ(とおの・なぎこ、本名青木秋美=あおき・あきみ)さんが急逝したことが17日、分かった。45歳だった。自身のブログで発表された。
遠野さんは23年10月20日に更新された「街録ch~あなたの人生、教えて下さい~」内で、自身の強迫性障害について語る一幕があった。
遠野さんは自身の精神疾患について「摂食障害、強迫性障害、パニック発作だったり、醜形恐怖症とか」と返答。そして強迫性障害について「人それぞれ症状は違うんですけど、私の場合でいうと、確認行為ですね。火の元がすごい怖いので。IHとかは火が出るワケじゃないのに、IHとかの確認行為、火が出るんじゃないかって手で触って確認行為をしたり。写真を何百枚も撮らないと家を出られなかったり。コンセントが抜けるんじゃないかとか。そういう確認行為をしたりとか」と打ち明けた。
続けて「だから家出る前にすごい時間がかかって。酷かった時期は3時間ぐらい家出る前に家中の確認行為をしたりとか。今でも薬で治療してるので、割と短くなりましたけど」と説明した。
「街録ch~あなたの人生、教えて下さい~」は、フリーランスのディレクター三谷三四郎氏が、さまざまなジャンルの注目人物に街頭インタビューするチャンネルで、著名芸能人から事件事故などの経験者まで登場。登録者数172万人を超える人気コンテンツとなっている。
自身のブログを通じ「このたび、遠野なぎこ(享年45歳)が永眠いたしましたことをご報告申し上げます」とした上で「故人の名誉のため、死因についてもご説明申し上げます。現在、警察の見解によりますと、事故によるものであり、自死ではございません」とした。
そして「ご心配の声を頂戴しておりますが、故人が生前大切にしておりました愛猫は無事に保護され、現在は安心できる環境で元気に過ごしております。どうぞご安心ください」と伝えた。