
King&Prince髙橋海人(26)が16日、都内で「HOKUSAI-ぜんぶ、北斎のしわざでした。覧」記者発表会に出席した。
同展覧会では「北斎漫画」全15編をはじめ、読本の挿絵、「富嶽(ふがく)百景」全3辺・102図、北斎の最晩年の肉筆画16図も世界初公開。総数300点が出展される。公式アンバサダーに就任した髙橋は音声ナビゲーターにも挑戦。不思議な縁か、10月公開の映画「おーい、応為」では長澤まさみが演じる北斎の娘・応為の気心知れた友人として、ともに絵の腕を磨く絵師・渓斎英泉(善次郎)を演じた。「この展示のアンバサダーが決まったときに運命的な縁を感じるなと思って。そこも踏まえてワクワクしましたね」と語った。
市井の人々から風景画まで幅広いジャンルを描いた北斎作品の魅力に触れ、印象も変化したという。「(北斎は)自分の中の印象だとストイックで生涯絵を描くことで苦悩の人生という感覚があったんですけど、北斎漫画を見させて頂いた時に印象がガラッと変わって。苦悩はもちろん、絵を描くことを楽しんで絵が与えるパワーについて深く知っていて、楽しませようと思っていたおじちゃんだったのかなと」と想像した。 髙橋自身も普段からイラスト制作など、アート活動に打ち込んでいる。北斎の作品のすごみについて「シンプルに見せる構図がすごい」と力説。「自分も絵を描くときには色使いや構図にこだわりを持って書いているので勉強になるなと。家に帰ってすぐに書きたくなるくらいの刺激をもらいました」と語った。
9月13日から11月30日までCREATIVE MUSEUM TOKYOで開催される。