
BTSのJIN(32)が13日、京セラドーム大阪でファンコンサート「#RUNSEOKJIN_EP.TOUR in JAPAN」大阪公演2日目を開催した。初アルバム「Happy」、2枚目アルバム「Echo」の収録曲を中心に、約2時間にわたって18曲を熱唱。なにより、大阪のARMY(ファンの総称)との時間を大切にしながら、千葉、大阪と続いた日本公演を締めくくった。
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2日間で8万5000万人のARMYが熱狂した。
先月28日の韓国公演を皮切りに、世界9都市18公演を予定している初のソロツアー。5、6日の千葉・幕張メッセに続く大阪公演は、タイトルに込めたARMYに会いに行く「旅程」という意味を実感させるにふさわしい内容となった。
白のライトスティックの海に会場が包まれる中、JINが登場。センターステージに歩み寄り、右手を掲げると絶叫に包まれた。
「Running Wild」でオープニングを飾ると、MCでは「こんばんは。BTSのJINです。大阪お久しぶりです。会えてうれしいです」とあいさつ。「寂しい気持ちを慰めるためにコンサートという新しい挑戦を準備しました。どんな挑戦よりもドキドキワクワクしてます。ARMYの皆さんも一緒ですよ。覚悟はできてますか? 準備はできた?」と呼びかけ、一体感に包まれた。
ARMYの呼びかけに投げキッスで応じたり、MCでは「こうやって過ごす時間をつくりたかった」と、ARMYと「テレパシー(ジェスチャー)ゲーム」を行った。正解数に合わせて衣装を変更。制服姿に変身すると「32歳の制服ですね。似合ってますか?」と笑顔を見せた。ARMYが歌った歌を当てる「歌ってARMY」も行うなど、一にも二にもARMYとのリアルな交流を大切にした。
「I will come to you」「Abyss」では美しいピアノソロを奏で、終盤には「Dynamite」「Butter」などBTSの楽曲メドレー、初シングル「The Astronaut」「Nothing Without Your Love」をパフォーマンス。興奮は最高潮に達した。
アンコールではファンからの愛情に感謝し、「皆さんに幸せな感情、愛情を伝えるために最善を尽くしたい。皆さんが幸せであるために挑戦したい」と決意。「ARMYがすべてです。ありがとうございます」とあふれる思いを吐露した。
「Epiphany」「Moon」「TO Me、Today」の3曲で、約2時間のパフォーマンスを完遂。大阪のARMYを酔わせ、日本公演を締めくくった。【阪口孝志】