
演歌歌手小山雄大(22)が12日、観光大使を務める北海道奥尻島で、「おくしりまるごと祭」に出演。全10曲を披露した。
幼少期に訪れた同祭の前身が歌手の道を志すきっかけとなった。奥尻島はデビュー曲「道南恋しや」の歌詞にも登場する。
昨年8月、観光大使に就任。だが、就任式は悪天候により、現地にたどり着くことができなかった。「大ヒットのお土産を持って、1日も早く奥尻島に行けるように頑張ります」。当時、悔しながらに語ったが、晴れて今年、「第66回日本レコード大賞新人賞」を手土産に奥尻島へと降り立った。
「4歳の時以来、約18年ぶりの奥尻島。皆さまの前でこの『道南恋しや』を歌える日をずっと心待ちにしていました」。小山の呼びかけに会場は大いに盛り上がった。自身の曲はもちろん、幼少期からファンという氷川きよしや、所属事務所の先輩三山ひろしの曲などを披露した。
「やっと島民の皆さまの前で『道南恋しや』と『じゃがいもの花』を披露することができて感無量です」とした小山。「実際にステージで歌わせていただいて、改めて奥尻島の皆さまの温かさを感じました」と続け、「これからも観光大使として奥尻島のPRに努めてまいります!」と力強く語った。