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坂東玉三郎「あり得ないと思っていた」26年に「シネマ歌舞伎」スペインで正式上映決定に喜び


坂東玉三郎(2025年4月撮影)

歌舞伎俳優の坂東玉三郎(75)が8日、都内の駐日スペイン大使館で行われた、ラテンビート映画祭 2025プロジェクト発表記者会見に出席した。

席上で、スペインを代表する歌劇場であるマドリード王立劇場(テアトロ・レアル)のオペラ作品を18日から31日まで東京・TOHOシネマズ日本橋はじめ全国5都市の映画館で、日本で初めてスクリーン上映する「マドリード王立劇場 シネマ・ステージ」の開催、翌26年には歌舞伎を映像化した「シネマ歌舞伎」が、マドリード王立劇場をはじめスペインで正式に上映されることが、併せて発表された。玉三郎は「王立劇場が招いてくれるのは、あり得ないと思っていたので、本当にうれしい」と喜んだ。

「マドリード王立劇場 シネマ・ステージ」では、第1弾となる今回はピョートル・チャイコフスキーの「エフゲニ・オネーギン」と「アドリアーナ・ルクヴルール」の2作品を上映する。「シネマ歌舞伎」は「鷺娘」「京鹿子娘二人道成寺」「阿古屋」「鰯賣戀曳網」「籠釣瓶花街酔醒」「怪談 牡丹燈籠」「桜姫東文章 上の巻」「桜姫東文章 下の巻」の上映を予定している。

まず玉三郎は、2005年(平17)び第1作目「野田版 鼠小僧」で始まったシネマ歌舞伎について「約20年ほど前から収録が始まった。始めた頃は実演を映像にして見ていただくのは、あまり気乗りせず賛成できなかった。今となっては、僕が行けないようなところでも上映される機会ができることに喜びを感じています」と経緯を振り返りつつ、今回の企画を歓迎したた。

その上で「何となく始まってしまったシネマ歌舞伎なので、映像的な質の高さは最初、あまり求められなかった。芝居なので繊細なカット割りが必要になってきた。きちっとしたポストプロダクション、仕上げが大事だと考えてきたので、ほとんどの作品で編集に関わってきました」と、シネマ歌舞伎への自身の関わりを説明。「世界の人たちが喜んで見てくださるか、まだ分からないですけども、上映は本当にうれしく、皆さんが楽しんでくださって、未来に繋がることを望んでいます。本当にありがとうございます」と感謝した。

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