
お笑いトリオ、ロバートの秋山竜次(46)が8日までに取材に応じ、開始10周年を迎えて同日から東京・池袋PARCOで期間限定開催する「クリエイターズ・ファイル」展覧会への思いを語った。
秋山が各界の著名人らに扮(ふん)してパフォーマンスする人気芸で、公式YouTubeチャンネルも登録者数が100万人を突破。のべ113クリエーターを演じてきており、「7年ぶりの展覧会になります。10年間やりまして、ひたすらキャラをあげ続けてきました。今回さらにパワーアップして、前回同様さらに“胸焼け”するんじゃないかということでやらせていただきます」とあいさつした。
見るだけでなく、体験できる展示にもなるといい、「ちょっとしたドラマ、お芝居ができちゃう。ボタンを押すとやりとりができちゃうみたいな、そうしたことを考えてみたりとか。専属モデルのランウエーみたいなものとか、いろんなことを考えていますので」と語った。
113クリエーターの中には「1回しかやってないものもたくさんいる」と振り返り「正直、久しぶりのものは、しゃべり方とかは動画を見直さないとよくわからない。3時間くらいしかやってないものもありますので」と苦笑い。備品はレンタルルームにまとめて置いているといい「いつもスタイリストさんに取りに行ってもらったり。扮(ふん)した本人が来るかもしれないですよね。楽しみです」と話した。
芸の原点には「昔から細かいところを見るのが好きでしたね」と語った。学生時代から人のくせや特徴などを観察することが好きだったといい「教頭先生の車はよく見ていましたね。白いセダンみたいな、教頭先生しか乗らない車があるんですよ。そうしたものを観察するのが一番楽しかったですね。小学生の時は、石井司っていう先生の車を見に行ったら、窓にシールを剥がした跡あって。そこに『ツカサ』っていうカッティングシートの跡があったんですよ。『こいつシール貼ってたんだ』って。友達に伝えて笑っていました。そういうものが今、生きているのかもしれないですね」とお笑いしながら振り返った。
今後やりたいものについては「まだまだいくらでもありますよね。微生物とか深海魚とかやりたいですね」と意気込んだ。お気に入りについては「全国ライブで、脳で性交渉を行うキャラクターをやったことがあるんですけど、まあ不評で」と振り返り「でも自分の中では上位に入るくらい好きなので、やるんですけど。だからラジオ番組で勝手にコーナーをつくったり。脳と脳で性交渉を行うっていう。好きなキャラですね。あんまり受け入れられてないですけど」。そのほかには情報番組に出演するコメンテーターやアナリストらやアーティストの「取り巻きの人」などにも注目していると明かしていた。
展覧会の東京会場は9月1日まで開催する。