
お笑いタレント有吉弘行(51)が6日放送のJFN系ラジオ番組「有吉弘行のSUNDAY NIGHT DREAMER」(日曜午後8時)に生出演。漫画家たつき諒氏の「私が見た未来」(飛鳥新社)の内容から派生して、日本で大災難が起きるとのうわさが拡散した「2025年7月5日」騒動に言及した。
「7月5日大災害、まぁ起こるという風にインチキが広まってましたけどね。案の定何もなかったということで」と前置きした上で「何か地震が続いているんで、つながりがあるんじゃないかとか、やっぱり怖いよねって言ってる人もいますが、2度と言わないでほしい」と切り出した。
「『3・11』のことは当たってたとか、当たってないとかいう風に言いますけど、そんなもんは人間生きていればそんな奇跡は1回ぐらい起こることありますから。たまたま朝卵食べてみて、うぇって吐いてみたら、ヒヨコがかえったとか、そんな奇跡が起こることもありますし。考えられないことが起こるんですよ」と語った。
そして「その卵をひよこにした男をずっと追いかけたって、もう2度とその事件は起こりませんよ。それと一緒だから。『3・11』のことをちょっと当てた当てないと言ったって、そいつを追いかけたって当たらない。いいかげんにしてほしいな、ノストラダムスだってあんな羽目になっただろう! どういうこと言ってるんだよ」と続けた上で「全然違うっていうことをわび入れなきゃダメだろ。どのツラ下げてんだよ。騒がしい」と語った。
この騒動は、21年に出版された、たつき氏の「私が見た未来 完全版」(飛鳥新社)が発端。たつき氏が見たという予知夢の中で「太平洋周辺の国に大津波が押し寄せました。その津波の高さは、東日本大震災の3倍はあろうかというほどの巨大な波です」「その災難が起こるのは、2025年7月です」などの内容が拡散した。
また、たつき氏が予知夢を見た時刻が7月5日午前4時18分としていることから、同時刻に何かが起こるのでは、という臆測が広がった。たつき氏は、99年に出版した「私が見た未来」で「大災害は2011年3月」と書いていたことから、東日本大震災を予言したとして注目されていた。