
米俳優ブラッド・ピット(61)とトム・クルーズ(63)が、2019年公開の映画「フォードvsフェラーリ」で共演する企画が進められていたものの、最終的に降板していたことが分かった。
公開中の新作映画「F1/エフワン」のプロモーションを行っているピットが、アラブ首長国連邦のナショナル・ニュース紙のインタビューで「結局、2人とも運転したかったんです。トムが、演じる予定だったシェルビー役があまり運転するシーンがないことにを知り、話が流れた」と降板理由を明かした。
同作は当初、「F1」や「トップガン マーベリック」(22年)のジョセフ・コシンスキー氏が監督を務める予定だったが、最終的には「インディ・ジョーンズと運命のダイヤル」などで知られるジェームズ・マンゴールド監督がメガホンをとり、俳優クリスチャン・ベールとマット・デイモン主演で製作された。
コシンスキー監督は以前、GQ誌のインタビューで「フォードvsフェラーリ」が実現しなかった理由について、「スタジオが予算に反対したため」と語っていた。
ピットとクルーズは、94年公開の映画「インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア」で共演しており、実現していれば2度目の共演となるはずだった。(ロサンゼルス=千歳香奈子通信員)