starthome-logo 無料ゲーム
starthome-logo

南沙良「過酷」でも「悲壮感なし」 本田望結は自身を“封印”し役へ入る


映画「愛されなくても別に」公開記念舞台挨拶に登壇した南沙良(撮影・小島史椰)

女優南沙良(23)馬場ふみか(30)本田望結(21)が5日、都内で公開中の映画「愛されなくても別に」(井樫彩監督)の舞台あいさつに出席した。

南が演じる主人公の宮田陽彩は奨学金を受けて大学に通い、浪費家の母親に代わって家事とコンビニのバイトに明け暮れる日々を送っていた。5歳年上ながら同級生でバイト先の同僚でもある江永雅(馬場)は、ド派手な金髪に濃いメークがトレードマークで、一度も会話を交わしたことがなかった。ある日、江永の父親が殺人犯であると聞いた宮田は江永に話しかけてみるというストーリー。

大学の同級生である木村水宝石(本田)は、母親の過干渉から逃れるために新興宗教にはまっている設定で、宮田と江永のコンビニの同僚・堀口順平をIMP基俊介(28)が演じる。

2021年(令3)に第42回吉川英治文学新人賞を受賞した、武田綾乃氏の同名小説が原作。

南は「最初に原作を読ませていただきました。登場人物が抱えているのは過酷なものがあるけど、悲愴(ひそう)感はなかった。意外とポップな感じでした。主人公は不安定だけど、共感できるところもありました。生きづらいと思いながら生きている人に寄り添える映画だと思います」と話した。

そして、本田に向かって「本田さんにずっと聞きたいことがあったんですけど、撮影中にゲームをやっていて、そのなかのペットの名前が沙良だったんです。あれは私ですか」と聞くと、本田は「その通り」と笑った。

馬場は「雅はドライだけど、かわいらしさがある。新興宗教の教祖につかみかかるシーンは、最初は感情をむき出しにする感じだったのが、腹の底にすえて演じるように変えて、30~40テークくらい撮りました」と振り返った。

本田は「台本を読んだ時に皆さんと仲良くなれないのかなと思いました(笑い)。なぜこの役が私なのかと思って、決定する前に監督と話をさせていただきました。これほど本田望結を封印した役は初めてでした。私生活が何の役にも立たない。でも、それが監督の狙いなんだと思った」。

井樫彩監督(29)は「子役からやっているので、すごくしっかりしてらっしゃる。育ちが良くて過干渉のイメージがないから、それが狙い。新しい本田さん、あまり見たことない本田さんを出してくれた。大変だったと思うけどキーになった」と振り返った。

また、基は「今回初めて、役を通じてコンビニバイトをさせてもらいました。右も左も分からない中で頑張りました。陽キャで自分にはないものかなと思いましたが、トライしてみました」と話していた。

    Loading...
    アクセスランキング
    game_banner
    Starthome

    StartHomeカテゴリー

    Copyright 2025
    ©KINGSOFT JAPAN INC. ALL RIGHTS RESERVED.