若者の政治参加を促す団体「NO YOUTH NO JAPAN」代表の能條桃子氏が3日、テレビ朝日系「ワイド！スクランブル」（月～金曜午前10時25分）に生出演。学歴詐称疑惑問題で大学除籍を認めたものの詐称を否定した静岡・伊東市の田久保真紀市長（55）についてコメントした。
能條氏は「大学を卒業していないことは問題ではないんですけれども、ご自身は大学を卒業していないことは分かっていたはずであって、ただ周りが勘違いしていく様子、っていうのをそのまま何も訂正せずにしてきたということが背景としてあると思う」と話した。
そして「市長になられた公報でも経歴という風に載っていて、自分が書いていないからと言いますけれども、市長として、その市の公報物というのは、やはり責任者ではあるわけで、（選挙で大卒はうたっていない）という説明だけでは説明責任を果たしているとは思えない」とした。
さらに「どうしてこういうことになったのか、というていねいに説明をする、ってことが求められると思います」と断じた。
田久保市長は2日に、市内で記者会見し、市の広報誌などで東洋大卒と紹介していた自身の学歴について「除籍であることが判明した」と述べた。進退について「まだ考えがまとまっていない。逃げ出したくない」と明言を避けたが、近く市議会に辞職勧告決議案が提出される見通しとなっている。
