お笑いコンビ「駆け抜けて軽トラ」が2日、公式YouTubeチャンネル「駆け抜けて軽トラチャンネル」に動画を投稿し、7月をもって解散すると発表した。
2017年（平29）に結成し、19年12月14にフジテレビ系で放送された「ザ・細かすぎて伝わらないモノマネ」優勝などで話題を呼んだ、駆け抜けて軽トラだったが、餅田コシヒカリ（31）は「もともと、スタートから芸人をやりたくてやっていなかった。ダイエット仕事をしている中で、最初の2、3年は正直、お笑いに向き合えていなくて時が過ぎていった」と吐露。「他人のネタを見ても面白いなと思ったことがなかった」と振り返った。
ただ、相方の小野島徹（37）と日々を過ごす中で「徐々にネタで受ける楽しさとか、面白いなと思えるようになった。ちょっとした変化があった」という。そして「やると思わなかった芸人に向き合わせてもらえた」と語り、小野島に感謝。「私はそこから離れる形にはなりますが…組んで良かったなと思います」と口にした途端「無理…」と漏らし、涙した。
小野島は「僕は、駆け抜けて軽トラによって、いろいろな経験をさせてもらって、慣れた、良い意味で気負いせず、緊張せずお仕事に打ち込めるようになった。芸人として、テレビで活躍するお笑いタレントとして出来るんじゃないかと自信が付いた」と語った。そして「餅田さんが芸人として抑えていくのは寂しいですけど、8年間があったから承諾できる。本当はお金の面で嫌ですけど」と言い、笑った。そして「自信を持ってやり切った、もうやることないな、って言えるコンビ。今日で廃車です！」と宣言した。
コンビとしての最後の仕事は、26日に長野県池田町交流センターで行われる、池田ふるさと祭り「池田あっぱれ2025！」のステージへの出演となる。直近では、6日に埼玉・アリヲ深谷でのネタ披露だという。そしてYouTubeチャンネルの更新は、30日が最後になる。
